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2023.12.11 18:37

ヘリで中国空母へ亡命計画 台湾軍の中佐、既に拘束

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 台湾周辺の海域で、中国軍の空母「山東」(奥)を監視する台湾軍の軍艦(台湾国防部提供・共同)

 【台北共同】台湾紙、中国時報系のメディア「周刊王」は11日、台湾陸軍の航空部隊に所属する中校(中佐)が中国のスパイと共謀し、軍のヘリコプターを操縦し台湾海峡を航行する中国空母「山東」に着艦して亡命しようと計画していたと報じた。台湾当局が事前に計画を把握し、中佐は既に拘束された。


 台湾国防部(国防省)は「本件は軍と国家安全機関が内部告発を受け調査し、司法機関に送致した」とコメントした。


 周刊王によると、中佐は中国のスパイのビジネスマンと知り合い、共にタイで中国の国家安全当局者と面会。当局者から、中佐の家族にタイの査証を提供することや金銭的な報酬の見返りに、特定の機種の輸送ヘリを操縦して中国に亡命するよう持ちかけられた。


 今年6月の山東の台湾海峡通過に合わせ、中国側から同ビジネスマンを通じ、中佐側に着艦の指示が伝えられた。中佐はリスクが高いとして当初は断っていたが、1500万ドル(約22億円)の報酬を提示され、本気で計画を考えるようになったという。

(c)KYODONEWS

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