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2023.12.11 18:16

農地所有法人への企業出資を緩和 食品・地銀、過半可能に

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 農林水産省が農地規制に特例を設け、農地を所有する「農地所有適格法人」に企業が出資できる割合の引き上げを検討していることが11日分かった。農業関係者の出資割合を過半としている現行要件を3分の1超に緩和し、農業関係者以外の食品事業者や地方銀行ファンドが3分の2未満まで出資できるようにする。特例適用法人の農地転用は厳格に制限する方針だ。


 農地の受け皿となる同法人の資本を強化するとともに、食品メーカーや地銀が持つ経営ノウハウを活用して農産物の販路開拓につなげるのが狙い。与党との調整を経て、2024年の通常国会で農地法の改正を目指す。


 特例を申請できるのは、認定農業者として地域で営農実績がある農地所有適格法人に限定する。同法人と農業上の取引実績があることを条件に、食品事業者や地銀ファンドに特例枠を使った出資を認める。


 これら以外の一般企業による出資も従来通り可能だが、農業関係者と食品事業者・地銀ファンドの出資割合が合計で過半を占めることを義務付ける。

(c)KYODONEWS

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