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2023.12.20 08:29

2023年 記憶に残る出来事は? 読者が選ぶ県内10大ニュース募集 12/23締め切り 計11人に賞金

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 2023年も残すところ1カ月を切り、年の暮れが迫ってきました。高知新聞社は今年も「読者が選ぶ県内10大ニュース」を募集します。本県関係の出来事を手引としてまとめましたので、家庭、職場、学校で振り返りながら、記憶に残っているニュースの順位を付けてください。(手引に掲載の肩書、年齢は当時)

はがき・ネットで1人1票 12/23締め切り
【応募方法】皆さんが選んだ10大ニュースの順位、項目番号(手引以外のニュースを選ぶ場合は不要)、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号をはがきに明記し、〒7808572高知市本町4丁目1―24「高知新聞社報道部 県内10大ニュース係」へ。9月の新社屋移転に伴い、送り先の住所が昨年と異なりますので、ご注意ください。

 インターネットの場合は、高知新聞ウェブサイトの専用ページから投票できます。

 応募は、はがきかネットで1人1票とします。同一人物による複数の応募、明らかに組織票と見なされるものは無効とします。


【総合順位】皆さんが1位に挙げたニュースを10点、以下2位を9点…10位を1点と計算し、各ニュースの得点を累計します。総得点の多いものから順に県内10大ニュースとします。

【賞金】皆さんが応募した順位を、実際の順位と突き合わせて点数化し、最も上位の1人に3万円を進呈(複数人が最上位となった場合は、その中から抽選で1人のみ進呈とさせていただきます)。それ以外の応募者の中からも抽選で10人に各1万円を贈ります。

【締め切り】23日。

【発表】29日付紙面。

◆2023年の主な動き リスト◆(月をクリックでニュースの概要が読めます)
【通年】
(1)県内もコロナ「5類」移行
(2)「らんまん」効果に沸く
(3)教職員の不祥事止まらず
(4)物価高止まらず 
(5)高知ユナイテッド快進撃
(6)公取委が県内14社談合認定
(7)関さん発見の全223小惑星命名
(8)四万十町の文化的施設計画揺れる

【1月】
(9)高野参院議員の秘書が飲酒運転
(10)しんじょう君 共通テストに

【2月】
(11)高知新港 貨物量15%減
(12)3年ぶり高知龍馬マラソン
(13)龍馬マラソン警備で圧力
(14)室戸市庁舎住民投票は「補強」多数
(15)県内貿易 初の赤字

【3月】
(16)FDAが高知―中部空港線就航
(17)高新画廊 49年の歴史に幕

【4月】
(18)新食肉センター始動
(19)新安芸中高が開校
(20)県議選で自民会派過半数割れ
(21)黒潮町議選で定数割れ
(22)県内統一地方選の後半戦投開票
(23)歴民館収蔵庫満杯 県が対策検討組織
(24)県人口過去100年で最少66万人台に
(25)県産品1万点 卸値流出

【5月】
(26)とさでん交通が路線バス減便
(27)土佐市の移住者カフェ巡り“炎上”
(28)台湾チャーター便が就航
(29)奈半利町議長を公選法違反容疑で逮捕

【6月】
(30)線状降水帯 県内に爪痕
(31)県内保証残高が最高2360億円
(32)高知国際版画展大賞に初の県内作家
(33)高知空港25年度国際線施設整備へ
(34)秘書暴行で高野参院議員が辞職
(35)氷室まつり再開断念
(36)JA高知県49支所へ再編案

【7月】
(37)宿毛市が認知症予防プログラム導入
(38)「ドン・キホーテ」高知出店へ
(39)県内今春賃上げ3.01%
(40)入野松原の松枯れ激減
(41)佐川おもちゃ美術館オープン
(42)ブラジル県人会70周年
(43)高知―釜山航路に仏企業参入
(44)22年の県内原木生産量最高

【8月】
(45)県内最賃44円上げ897円に
(46)幅跳び恒石 全国で活躍
(47)県マイナ誤登録相次ぐ
(48)中央が初の甲子園で1勝
(49)よさこい 4年ぶりフル開催
(50)伊尾木川工事で魚道消失
(51)泥谷土佐清水市長が辞意
(52)岡林 全中陸上100制す
(53)DMVで101年越し“阿佐線開通”

【9月】
(54)県内銭湯50円値上げ
(55)室戸ジオが世界再認定
(56)馬淵ジャパン世界一
(57)県産ユズ輸出 7割増7.4億円
(58)桜井つぐみ パリ五輪へ
(59)市原麟一郎さん死去
(60)高銀が公的資金150億円完済

【10月】
(61)宿毛の直七 需要V字回復
(62)馬路村が有機農業率日本一
(63)カヌー渡辺が国体2冠
(64)集団暴行死 20代5人逮捕
(65)25年朝ドラ やなせ夫妻の「あんぱん」
(66)参院補選徳島・高知 広田氏制す
(67)明徳・寺地ロッテドラフト5位

【11月】
(68)元大関朝潮が死去
(69)キネマミュージアム始動
(70)県立美術館が30周年
(71)予土線経営効率4年連続ワースト
(72)高知刑務所刑務官を収賄容疑で逮捕
(73)浜田知事が再選
(74)高知市長に桑名氏初当選

【12月】
(75)高知競馬売上高過去最高見通し
(76)防衛拠点候補に県内3港


◆2023年の主な動き 概要◆
《通年》(1)県内もコロナ「5類」移行
 年が明けても新型コロナウイルス感染症の流行が続き、22年11月から23年2月の県内第8波では1日の感染者数が千人を超えることも珍しくなかった。落ち着きを取り戻した3月には、高知新港への外国客船の帰港が3年3カ月ぶりに復活。5月、新型コロナの法的な位置付けが「5類」に移行し、県内でも「有事」から「平時」に転換した新たな日常が始まった。インバウンド(訪日客)増などもあり、観光客数はV字回復している。

(2)「らんまん」効果に沸く
 佐川町出身の植物学者、牧野富太郎博士を主役のモデルに据えたNHKの朝ドラ「らんまん」が4月に放送開始。県内各地の風景が全国に流れ、戦前から戦後をたくましく生きた夫妻の物語は評判を呼んだ。県観光の大きな追い風となり、県立牧野植物園(高知市五台山)の単年度入場者数は最多の30万人超。ドラマの余韻に浸る観光客が今も県内各地に足を運んでおり、県外観光客は過去最多となった2018年の441万2千人を上回りそうな勢い。

(3)教職員の不祥事止まらず
 今年も県内教職員の不祥事が続いた。4月には、県中学校体育連盟理事長の中学教員が飲酒運転で摘発され、後に連盟の金を横領していたことも発覚。さらに教職員の飲酒運転や児童への威嚇事案に加え、小学校教頭による臨時講師への執拗(しつよう)なセクハラ、高校教諭による教育実習生へのパワハラなども明らかになった。長岡幹泰教育長の言葉通り、「信頼される教育界を取り戻す」ことが急務だ。

(4)物価高止まらず
 高知市の6月の消費者物価指数(20年=100、生鮮食品除く)は105・0で、前年同月比の上昇率は3・7%と過去41年間で最高だった。3%台は10月まで7カ月連続。JR四国は5月に、四国電力は6月に値上げを実施し、ガソリン価格は8月に過去最高水準に達した。

(5)高知ユナイテッド快進撃
 サッカーJFLの高知ユナイテッドが天皇杯全日本選手権2回戦(6月)でガンバ大阪、3回戦(7月)では横浜FCのJ1勢を連破。8強を懸けたJ1川崎フロンターレ戦(8月)は0―1で惜敗したものの、県代表として初めてJ1を破る活躍を見せた。また、成年男子高知県チームとして出場した鹿児島国体(10月)では、県勢初の優勝を成し遂げた。

(6)公取委が県内14社談合認定
 県発注の地質調査委託業務を巡り、公正取引委員会が県内の測量業者を談合の疑いで立ち入り検査した問題で、公取委が県内14社による独禁法違反(不当な取引制限)を認定。公取委は9月、13社に対し今後は談合を行わないことを確認する排除措置を、うち10社に計8626万円の課徴金納付を命じた。県は10月、14社を12カ月または6カ月の指名停止にすると発表した。

(7)関さん発見の全223小惑星命名
 高知市のコメットハンター、関勉さん(93)が発見し、命名権を持っていた小惑星全223個に名前を付け終えた。アマチュアが発見できる小惑星はほぼ残されていないそうだが、彗星(すいせい)はまだ見つかる可能性があり、関さんは「観測を続け、新たな発見をしたい」と話している。

(8)四万十町の文化的施設計画揺れる
 四万十町が図書館や美術館などを複合的に整備する文化的施設の建設規模を巡り、町議会は9月、施設の本体建設工事請負契約議案などを否決。中尾博憲町長は建設中止を表明したものの、12月には計画の再検討を示唆。来年3月に改めて報告するとした。

《1月》(9)高野参院議員の秘書が飲酒運転
 自民党の高野光二郎参院議員の公設秘書(27)が23日、酒気帯び運転で高知市内で摘発された。車には直前まで飲食を共にした私設秘書も同乗していた。高野氏は記者会見で「決して許されることではない」と謝罪。公設秘書は退職した。

(10)しんじょう君 共通テストに
 大学入学共通テスト追試験の地理A・Bで、須崎市の現況や産業、防災、生態系などを取り上げた問題が出た。市のキャラクター、しんじょう君も資料写真で登場した。

《2月》(11)高知新港 貨物量15%減
 高知新港の22年の貨物量が前年比15・3%減となったことが県のまとめで分かった。荷物入りのコンテナは20・8%の大幅減。新型コロナ禍以降、定期船が高知新港に寄らず次に向かう「抜港(ばっこう)」や遅延が頻発し、荷主がリスク回避のため県外港に切り替えた。

(12)3年ぶり高知龍馬マラソン
 高知龍馬マラソン2023が19日、高知市の県庁前をスタートする42・195キロの日本陸連公認コースで行われた。新型コロナウイルスの影響による2度の中止を挟み、3年ぶりの開催。コロナ禍もあり、フルマラソンのエントリーは8007人と、定員を約4千人下回った。

(13)龍馬マラソン警備で圧力
 「高知龍馬マラソン2023」の警備業務の公募型プロポーザルで、高知市の警備会社「ALSOK高知」が、応募した県内の共同企業体(JV)に辞退するよう要請していたことが分かった。大会実行委員会事務局の県スポーツ課は、昨年12月に辞退を申し出たJV側から「ALSOKから参加辞退の要請があった」との説明を受けたが、2月2日にALSOK側から申告があるまで対応しなかった。警備業務はALSOKが受託した。

(14)室戸市庁舎住民投票は「補強」多数
 室戸市庁舎の移転建て替えか現庁舎の耐震補強かを問う住民投票が19日実施され、補強が有効投票の7割近くに。ただ投票率は46・43%で、市長と市議会に結果の尊重義務を課すとした50%に届かなかった。

(15)県内貿易 初の赤字

 高知税関支署の22年貿易概況(速報値)で、県内の輸出入品の総額が前年比18・3%増の805億8300万円で過去最高となった。貿易収支は95億7千万円の輸入超過で、比較可能な1979年以降で初の貿易赤字となった。

《3月》(16)FDAが高知―中部空港線就航
 高知龍馬空港と中部国際空港(愛知県常滑市)を結ぶフジドリームエアラインズ(FDA)の定期便が26日に就航した。名古屋(小牧)線の3往復のうち2往復を中部線に変更し、国内外の乗り継ぎが充実した。

(17)高新画廊 49年の歴史に幕
 県内外の美術家や愛好者らの発表の場として親しまれてきた高新画廊(高知市本町3丁目)が30日、49年の歴史に幕を下ろした。同画廊と同じ1974年に開講した高新文化教室の講師による合同作品展が24日から開かれ、フィナーレを飾った。

《4月》(18)新食肉センター始動
 県内で唯一、肉用牛の食肉処理と卸売市場の機能を持つ県広域食肉センター(高知市海老ノ丸)の現地建て替えが終わり、新施設「ミートプロこうち」が操業を開始した。

(19)新安芸中高が開校
 県立安芸中高校と安芸桜ケ丘高校を統合した新安芸中高校の開校式が7日、行われ、440人の生徒が新たな学びやでの生活をスタートした。

(20)県議選で自民会派過半数割れ
 県議選は9日、8選挙区で一斉に投開票され、無投票当選を含め全37議席が確定した。自民会派は無投票当選の9人を含めて18議席にとどまり、単独では過半数割れした。共産党は元職が返り咲き6議席を獲得、公明党は3議席とし、立憲民主党は1議席を守った。女性県議は無投票当選の1人を含めて6人が当選し、過去最多。県平均の投票率は41・29%で、過去最低を更新した。過去最多となる9選挙区が無投票だった。

(21)黒潮町議選で定数割れ
 18日に告示された統一地方選の県内後半戦で、定数14の黒潮町議選は13人しか立候補者がなく、定数割れとなった。人口約1万人の自治体での定数割れに、町内には衝撃が走った。

(22)県内統一地方選の後半戦投開票
 統一地方選の県内後半戦となる高知市など3市議選、奈半利町など3町村議選が23日、一斉に投開票され、新しい顔触れが決まった。いずれの選挙も投票率は過去最低となり、高知市議選は34・85%で、47都道府県の県庁所在地市区で直近に実施された議員選中、全国ワースト3位の低さだった。東洋町、北川村、土佐町長選や7町村の議員選・補欠選挙は無投票で決着した。

(23)歴民館収蔵庫満杯 県が対策検討組織
 約17万8千点の資料を抱える県立歴史民俗資料館(南国市岡豊町)の収蔵スペースが不足し、館内の収蔵庫が満杯になっている状況を受け、県は4月に検討組織を立ち上げた。資料保管に必要なスペースなどを調査し、収蔵庫新設や資料の処分基準策定を含めた対策を協議した上で、報告書を取りまとめる予定。

(24)県人口過去100年で最少66万人台に
 高知県の人口が4月1日時点で67万人を割り込み、66万9516人になったことが20日、県の推計で分かった。昨年4月からの1年間で8372人の減少。県人口は国勢調査が始まった1920(大正9)年以降の約100年間で最少となった。

(25)県産品1万点 卸値流出
 県地産外商公社が、県内506事業者計1万623商品の卸売価格など、取引情報を近鉄百貨店に提供していたことが県の発表で分かった。事業者から怒りの声が上がり、県は来夏に大阪に開店する県アンテナ店で計画していた近鉄職員の受け入れを取りやめた。

《5月》(26)とさでん交通が路線バス減便
 とさでん交通が10月から高知市を中心に路線バスを12%減便する方針を明らかにした。1日当たり約60便減。24年度に運転手の長時間労働規制が強化され、さらなる人手不足が予想されるためで、系統減を伴わない減便としては14年の同社発足以来最大規模となった。

(27)土佐市の移住者カフェ巡り“炎上”
 土佐市の観光交流施設にあるカフェの営業を巡り、移住者の店長らと、施設を管理する地元NPOが対立。10日夜に店長、交流サイト(SNS)に投稿すると市に批判などが殺到する“炎上”状態となり、爆破予告なども相次いで市民生活にも影響する騒ぎとなった。

(28)台湾チャーター便が就航
 高知龍馬空港では初めてとなる国際定期チャーター便が10日、台湾・桃園国際空港との間に就航した。利用は好調で、台湾の運航会社は10月までの予定を来年3月まで延長。一部座席は11月運航分から一般客向けに販売し、県民も利用可能になった。

(29)奈半利町議長を公選法違反容疑で逮捕
 4月投開票の奈半利町議選を巡り、県外に住む母親ら親族2人の住民票を不正に町内に移して投票させたなどとして、安芸署と県警捜査2課は17日、公選法違反(詐偽登録)と電磁的公正証書原本不実記録・同供用の容疑で、現職の町議会議長を逮捕した。議長は6月に議員辞職。7月の高知地裁判決で懲役1年、執行猶予5年を言い渡された。

《6月》(30)線状降水帯 県内に爪痕
 県内は2日朝、梅雨前線や台風2号の影響で線状降水帯が発生し、各地で大雨が降った。住宅浸水や道路冠水、土砂崩れが相次ぎ、黒潮町では土佐くろしお鉄道中村・宿毛線で窪川行きの普通列車が流れ出た土砂に乗り上げて脱線した。

(31)県内保証残高が最高2360億円
 県信用保証協会が事業者の融資を保証した総額に当たる「保証債務残高」が22年度末で2360億5千万円に上り、3年連続で過去最高を更新した。6割超は新型コロナ対策の実質無利子・無担保融資で、返済が見通せず借り換えるケースが増えた。

(32)高知国際版画展大賞に初の県内作家
 第12回高知国際版画トリエンナーレ展の大賞に、徳広秀光さん(高知市福井町)の「聖域A―Ⅱ『物言わぬ大衆』」が選ばれた。県内の作家が大賞を受賞するのは初めて。今回は53カ国・地域の692人(県内9人)から1359点の応募があった。同展は10月7日から12月3日までいの町紙の博物館で開催された。

(33)高知空港25年度国際線施設整備へ
 県が新型コロナ禍で計画を中断していた高知龍馬空港の国際線ターミナル整備について、大阪・関西万博が開かれる2025年度に完成させる方針を明らかにした。10月には、現ターミナル南東に隣接する3階建ての新ビルを建て、国内線との共用施設とする案を承認した。

(34)秘書暴行で高野参院議員が辞職
 自民党の高野光二郎参院議員(48)=徳島・高知選挙区、2期=が昨年末、当時秘書だった男性を殴打し鼻から出血させていていたことが発覚。記者会見では、複数回殴られたという男性の証言との食い違いなどを問う質問に一切答えず、会場を去った。高野氏は22日に議員を辞職し、10月に徳島・高知区の補欠選挙が行われた。高知地検は11月、高野氏を傷害容疑で不起訴(起訴猶予)処分とした。

(35)氷室まつり再開断念
 コロナ禍以降中止されていた、いの町本川地域の名物イベント「氷室まつり」の実行委員会は22日までに、今年の再開を断念。運営メンバーの高齢化や人手不足で困難と判断。1991年から29回続いた恒例行事が幕を下ろす可能性も。

(36)JA高知県49支所へ再編案
 JA高知県の通常総代会で、収支改善を目的に支所・出張所を現在の58カ所から49カ所に再編する案が承認された。36カ所前後に減らす検討をしていることが表面化して地域が反発。「1自治体に最低1カ所」を残すことにした。

《7月》(37)宿毛市が認知症予防プログラム導入
 宿毛市が市民の認知症予防を目指し、脳を活性化させる体操など、科学的根拠に基づいたプログラムをオンライン動画などで提供する「健脳カフェ」を全国の自治体で初めて導入。市民は無料でプログラムを利用可能に。

(38)「ドン・キホーテ」高知出店へ
 ディスカウント店「ドン・キホーテ」が、高知市に出店を計画していることが分かった。同市東雲町と知寄町3丁目にまたがる用地に開発概要を示す標識が設置され、来年以降開業するとみられる。本県は全国の都道府県で唯一、ドンキがない。

(39)県内今春賃上げ3・01%
 連合高知の春闘中間総括で、5月末時点の県内37組合(7520人)の組合員1人当たりの平均妥結額(加重平均)が7191円となり、記録が残る08年以降で最高だった。前年比3281円増で、賃上げ率は1・36ポイント増の3・01%。

(40)入野松原の松枯れ激減
 黒潮町の名勝、入野松原で松くい虫による被害が激減。年2500本以上が枯れて伐採される状況もあった中、2020年度以降は薬剤の樹幹注入や早期散布などが奏功し、22年度の伐採本数はピーク時の約20分の1に減少した。

(41)佐川おもちゃ美術館オープン
 木の玩具や遊具約300種類を取りそろえた「佐川おもちゃ美術館」が15日、6月にオープンした佐川町加茂の「まきのさんの道の駅・佐川」敷地内に開館した。

(42)ブラジル県人会70周年
 ブラジル高知県人会の創立70周年記念式典が16日、サンパウロ市で盛大に開かれた。1世、2世の会員ら約300人が節目を祝い、「今後も高知の文化を守り、ルーツを伝えていく」と誓い合った。

(43)高知―釜山航路に仏企業参入
 高知新港と韓国・釜山を結ぶ定期コンテナ航路にフランスの海運会社が新たに参入し、20日に初寄港した。従来の週2便が3便に増え、荷主の利便性向上や競合による運賃低下が期待される。

(44)22年の県内原木生産量最高
 22年の県内の原木生産量が前年比12・2%増の73万6千立方メートルで、県産業振興計画が始まった09年以降で最高となったことが、県のまとめで分かった。70万台に乗ったのも初めて。

《8月》(45)県内最賃44円上げ897円に
 高知地方最低賃金審議会が、23年度の県最低賃金を時給853円から44円(5・16%)引き上げ、897円とするよう高知労働局長に答申した。上げ幅は現行制度となった02年以降で最大。新たな最賃は10月に適用された。

(46)幅跳び恒石 全国で活躍
 北海道を中心に開かれた全国高校総体(インターハイ)の陸上競技で4日、女子走り幅跳びの恒石望乃(のの)(高知)が優勝を果たした。恒石は鹿児島国体(10月)の少年女子共通走り幅跳びも制した。

(47)県マイナ誤登録相次ぐ
 全国的にマイナンバーを巡るトラブルが相次ぐ中、県は4日、マイナンバーと身体障害者手帳の情報をひも付ける作業で、別人の個人番号を入力するミスが2018~23年度に114件あったと発表した。総点検の結果、12月に新たに58件のミスが判明した。

(48)中央が初の甲子園で1勝
 中央が夏の甲子園に春夏通じて初出場した。7日の初戦は、川之江(愛媛)を9―4で破り、記念すべき甲子園1勝。13日の2回戦では強豪校の履正社(大阪)に挑んだものの、4―10で敗れた。

(49)よさこい 4年ぶりフル開催
 高知市で第70回よさこい祭りが9~12日に開かれた。新型コロナ禍で3年間の中止(22年は簡素な「特別演舞」として開催)を挟み、4年ぶりの本格開催。ただし、迷走した台風6号の影響で9日の前夜祭は舞台に大型スクリーンや協賛看板の設置はなし。それでも本番には国内外157チーム、約1万4千人の踊り子が出場し、渾身(こんしん)の踊りを披露した。

(50)伊尾木川工事で魚道消失
 安芸市が災害により壊れた伊尾木川の農業用取水堰(ぜき)を修復したところ、スロープの傾斜がきつすぎてアユなどの遡上を妨げる事態になっていることが分かった。漁協関係者や専門家から落胆と怒りの声が上がり、同市は9月、魚道機能回復の工事を行う方針を示した。

(51)泥谷土佐清水市長が辞意
 土佐清水市の泥谷光信市長(64)が24日、市長を辞職する意向を表明。悪性リンパ腫での入院、療養を経て公務に復帰したが、転移が判明し、治療に専念するため、9月5日付で辞職した。

(52)岡林 全中陸上100制す
 全国中学校体育大会(全中)の陸上競技女子100メートル決勝が25日、松山市で行われ、岡林結衣(大津)が12秒12で優勝した。昨年大会の200メートルに続き、短距離2種目で全中制覇を成し遂げた。

(53)DMVで101年越し“阿佐線開通”
 阿佐海岸鉄道のDMV(デュアル・モード・ビークル)が30日、奈半利町の土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の奈半利駅まで特別運行。四国循環鉄道の一部として101年前に計画された阿佐線の“開通”を県内外のファンらが満喫した。

《9月》(54)県内銭湯50円値上げ
 県公衆浴場入浴料金審議会は4日、県内の一般公衆浴場の入浴料金を10月から、現行より50円値上げの450円に改定するよう県に答申した。長年の客離れに加え、燃料の高騰が主な要因。

(55)室戸ジオが世界再認定
 日本ジオパーク委員会(JGC)は7日、室戸市の室戸ジオパークが国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界ジオパークに再認定されたと発表。2027年の次回審査まで認定が継続する。

(56)馬淵ジャパン世界一
 野球のU―18ワールドカップ(W杯)の決勝が10日、台北で行われ、馬淵史郎監督(明徳義塾高監督)が率いる日本は、地元台湾を2―1で破って初優勝を果たした。馬淵監督は昨年に続いて代表の指揮をとり、世界の頂点に導いた。

(57)県産ユズ輸出 7割増7.4億円
 ジェトロ高知と県が13日発表した22年の県産ユズの輸出額は過去最高の7億4400万円で、前年比74・6%の大幅増となった。スイーツの材料に定着しているフランスを中心に引き合いが増え、新型コロナ禍で抱えた在庫を一掃した。

(58)桜井つぐみ パリ五輪へ
 レスリング女子57キロ級の桜井つぐみ(育英大、高知南高出)が19日(日本時間20日未明)、ベオグラードで開催された世界選手権で決勝に進出し、来年のパリ五輪出場を決めた。レスリングの五輪出場は県勢初。決勝も勝って世界選手権を3大会連続で制した。桜井はアジア大会(10月)でも金メダルを獲得した。

(59)市原麟一郎さん死去
 「土佐民話の会」主宰の市原麟一郎さんが24日午前11時55分、老衰のため高知市内の高齢者住宅で死去した。101歳。須崎市出身。

(60)高銀が公的資金150億円完済
 高知銀行が、リーマン・ショック後の経営悪化に伴い09年に注入を受けた公的資金150億円を完済した。返済期限の24年12月末を1年3カ月前倒しした。

《10月》(61)宿毛の直七 需要V字回復
 宿毛市特産の直七の生産、加工を手がける「直七生産」の需要がV字回復。コロナ禍で廃業危機にも陥ったが、「土佐料理 司」の尽力で販路拡大に成功し、2022年の売上高は過去最高の6100万円に。

(62)馬路村が有機農業率日本一
 全作物の耕地面積に占める有機農業の割合で、馬路村が全国トップと判明。有機農業率81%(52ヘクタール)は2位(15%)以下に大差。22年前から村一丸で取り組んできたユズの有機農業が改めて脚光を浴びた。

(63)カヌー渡辺が国体2冠
 鹿児島国体カヌー競技のスプリント少年男子カナディアンシングル200メートルで16日、渡辺裕征(明徳義塾高)が頂点に立った。渡辺は14日の同種目500メートルも制しており、2冠を達成した。全国高校総体(8月)では、下元悠太郎と組んで、男子カナディアンペア200メートルを制した。

(64)集団暴行死 20代5人逮捕
 9月に高知市一宮の路上で血を流した20代男性が遺体で見つかった事件で、高知東署は男性に集団で暴行を加えて死亡させたとして、別の傷害容疑で逮捕していた県内の20代の男5人を傷害致死容疑で再逮捕した。男性と容疑者側の間には薬物を巡るトラブルがあったとみられる。

(65)25年朝ドラ やなせ夫妻の「あんぱん」
 「アンパンマン」を生んだ香美市出身の漫画家やなせたかしさん、小松暢(のぶ)さん夫妻をモデルにした連続テレビ小説が2025年春に始まる。タイトルは「あんぱん」。NHKが20日発表した。今年の「らんまん」に続いて高知が主要な舞台の一つとなるだけに、県民から驚きの声が上がった。

(66)参院補選徳島・高知 広田氏制す
 元秘書への暴力問題で元自民党の高野光二郎氏が辞職したことに伴う参院徳島・高知選挙区補欠選挙が22日投開票され、無所属元職で元立憲民主党衆院議員の広田一氏(55)が、自民党新人の西内健氏(56)=公明推薦=との一騎打ちを制した。合区選挙で自民候補が敗れたのは初。高知県の投票率は40・75%、徳島県は23・92%。選挙区全体では32・16%といずれも過去最低だった。

(67)明徳・寺地ロッテドラフト5位
 プロ野球ドラフト会議が26日開かれ、明徳義塾高の寺地隆成捕手がロッテから5位で指名された。寺地はU―18ワールドカップでは不動のリードオフマンとして日本を初優勝に導いた。

《11月》(68)元大関朝潮が死去
 大相撲の元大関朝潮で「大ちゃん」の愛称で親しまれた室戸市出身の長岡末弘さんが2日、死去した。67歳だった。学生、アマチュア横綱になり角界入りし、1983年春場所後に大関昇進を果たし、85年春場所で初優勝。引退後は若松部屋を率いた後、2002年2月に高砂部屋を継承。明徳義塾高出身の朝青龍を横綱に育て上げた。

(69)キネマミュージアム始動
 高知市在住の映画監督、安藤桃子さんが運営する「キネマミュージアム」が2日、同市帯屋町1丁目のおびさんロード沿いのビルで本格始動した。前身施設が閉館して4年。2、3日には奥田瑛二さんや柄本佑さん、中村里帆さんら人気俳優がレッドカーペットに登場し、開館を祝った。

(70)県立美術館が30周年
 県立美術館(高知市高須)が3日、開館30周年を迎えた。同日から1カ月間開かれた記念展「そして船は行く」では、収蔵4万点以上の中から、よりすぐりの150点余りを展示。全6展示室を使い、同館の一つの展覧会としては最大規模となった。

(71)予土線経営効率4年連続ワースト
 JR四国が22年度の路線別収支を公表し、100円の収入を得るための経費「営業係数」は予土線が、赤字額は土讃線の高知―琴平間が最大となった。いずれも4年連続。

(72)高知刑務所刑務官を収賄容疑で逮捕
 高知刑務所(高知市布師田)の刑務官(20)が、受刑者が外部の知人と不正に連絡できるよう便宜を図り、見返りに無利息で現金16万円を借りたとして、加重収賄容疑で逮捕された。12月には同じ受刑者が外部と不正に連絡を取る見返りに、無利息で現金20万円を借りたとして、元刑務官(26)も加重収賄容疑で逮捕された。

(73)浜田知事が再選
 任期満了に伴う県知事選が26日投開票され、無所属の現職、浜田省司氏(60)=自民、公明推薦=が19万7千票余りを獲得して再選を果たした。無所属新人で共産党県委員の米田稔氏(71)=共産推薦=ら3候補は及ばなかった。選挙ムードは終始低調で、投票率は過去最低の42・47%に沈んだ。

(74)高知市長に桑名氏初当選
 任期満了に伴う高知市長選が26日投開票され、元自民党県議で無所属新人の桑名龍吾氏(61)=自民、公明推薦=が5万4千票余りを獲得し、無所属現職の岡﨑誠也氏(70)=立憲民主、社民県連合、国民民主県連推薦=をわずか2千票差で破って初当選を果たした。市長交代は20年ぶり。投票率は40・34%で前回を3・06ポイント下回った。歴代最長の5期20年を務めた岡﨑氏は29日退任した。

《12月》(75)高知競馬売上高過去最高見通し
 高知競馬を運営する県競馬組合は7日に開いた組合議会で、2023年度の馬券売り上げが過去最高の976億1100万円になるとの見通しを示した。2年ぶりの更新で同組合は「新型コロナ下で増えた地方競馬ファンが定着したのでは」としている。

《12月》(76)防衛拠点候補に県内3港
 政府が防衛力強化の一環として、有事の際に自衛隊や海上保安庁が行う部隊展開や国民保護活動に備えて整備する「特定重要拠点空港・港湾」について、当面の候補に高知県の高知港、宿毛湾港、須崎港を含む9道県の32カ所を選んだことが分かった。


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