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2023.12.08 08:37

伝統野菜「弘岡カブ」 丸々と 高知市で収穫始まる

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丸々と育った弘岡カブの収穫が始まった(高知市春野町弘岡中)

丸々と育った弘岡カブの収穫が始まった(高知市春野町弘岡中)

 高知市春野町弘岡地区の伝統野菜で、漬け物などで親しまれる「弘岡カブ」が収穫シーズンを迎えた。青空が広がった7日、生産者はひんやりした風に吹かれながら、丸々と太ったカブを丁寧に引き抜いた。

 同地区で長く栽培され、明治時代に「弘岡カブ」の名が付いたとされる。「まるで果物」とも表現されるなめらかな歯触りと甘みが特徴。おいしく育つには水はけの良い肥沃(ひよく)な土と朝夕の寒暖差が必要という。

 約50年栽培する寺田節さん(84)は独自に肥料をやるタイミングを研究し、食感良く仕上がるようこだわっている。「秋になっても暑い日が続いて心配したけど、やっと寒うなった。これからどんどん糖度が高くなるはず」。子どもの頭ほどに育った実を引き抜くと、出来栄えを確かめながらかごに詰めていった。(竹内悠理菜)

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