～新大阪までの早期全線開業を目指す～

2023/11/30
福井県 未来創造部 新幹線・交通まちづくり局
新幹線建設推進課
 

 
令和６年3月16日の北陸新幹線延伸区間（金沢・敦賀間）開業に向け機運が高まる中、１日も早い大阪までの全線開業を実現するため、関西広域連合、京都府、大阪府、公益社団法人関西経済連合会が主催する「北陸新幹線(敦賀・大阪間)建設促進大会」が11月30日（木）、グランドアーク半蔵門（東京都）で開催されました。

【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202311303625-O4-KIm8FbOy】
（与党PT 敦賀・新大阪間整備委員会 髙木委員長）

 大会では、関西各府県及び福井県の国会議員や自治体、経済団体関係者約１２０名が出席し、「北陸新幹線(敦賀・大阪間)の整備促進に関する決議」を採択しました。大会の概要と主催者等の挨拶の内容は以下のとおりです。

 
北陸新幹線（敦賀・大阪間）建設促進大会 概要
【開催日時】 　 令和5年11月30日（木） 11時00分～11時55分
【開催場所】 　 ホテルグランドアーク半蔵門 ４階 「富士の間」
　　　　　　　（東京都千代田区隼町１番１号）
【主　　催】 　 関西広域連合、京都府、大阪府、公益社団法人関西経済連合会
【内　　容】 　 主催者挨拶、来賓挨拶、決議

北陸新幹線（敦賀・大阪間）の整備促進に関する決議　概要
１　環境アセスメントの丁寧かつ迅速な実施及び敦賀・新大阪間の１日も早い認可・着工
２　施工上の諸課題の解決と駅位置・詳細ルート等の早期確定・公表
３　新大阪駅における駅位置の早期確定及び駅機能の強化
４　沿線地域住民の理解促進
５　全線開業までの間における敦賀駅での乗換利便性の確保

 
主催者等の挨拶　概要
～　主催者挨拶　～
●関西広域連合　三日月広域連合長
・東京一極集中を是正し、国土の双眼構造を実現するためにも、北陸新幹線を１日も早く大阪までつなぐことは、大変重要なプロジェクトであると考えている。
・関西広域連合としても機運醸成をし、みんなで盛り上げていこうという取組みを進めている。
・北陸新幹線は北陸圏と関西圏をスムーズにつなぐことのみならず、日本全体にとっての大きな経済波及効果、東海道新幹線と並ぶリダンダンシーの確保という防災面の効果もあることから、しっかりと皆様に理解いただくための取組みを進めていきたい。
・本日、大阪・関西万博まで５００日前ということで、万博のレガシーをしっかりと日本全体につなげていくためにも、北陸新幹線の大阪までの早期全線開業は必要不可欠、最重要である。

●京都府　鈴木副知事
・金沢・敦賀間の開業により、北陸・京都間の所要時間も短縮され、北陸と京都との交流がさらに活発化することで、地域の活性化につながることを大いに期待している。
・敦賀・新大阪間については、環境アセスメントや北陸新幹線事業推進調査が進められており、様々な課題の対応について検討されている。京都府としても、引き続き関係市町村と連携し、できる限りの協力をさせていただき北陸新幹線の早期全線整備に向けて全力で取り組んでいく。

●大阪府　森岡副知事
・北陸新幹線は新大阪まで全線開業することで機能・効果を最大限発揮すると考えており、今年度から実施されている北陸新幹線事業推進調査には、大阪府としても積極的に協力していく。
・大阪府では、大阪・関西万博の成功や世界最高水準の成長型IRの早期開業に向けた取組みが進められている。今後、国内外からの来訪者の更なる増加が見込まれており、将来を見据えても、北陸新幹線が新大阪までつながることは非常に重要。

●公益社団法人 関西経済連合会　楢原副会長
・今年度から北陸新幹線事業推進調査が進められており、これは全線整備に向けた第一歩であると認識している。
・来年３月１６日に金沢・敦賀間が開業となり、北陸では盛り上がりが期待できる。関西経済界としても、その盛り上がりを全線開業に向けた弾みにして、より一層力を入れていきたい。
・機運醸成が大事。先月、関西広域連合と共に機運醸成のためのシンポジウムを開催しており、こういった取組みにも引き続き力を入れていきたい。

～　来賓挨拶　～
●与党整備新幹線建設促進プロジェクトチーム 敦賀・新大阪間整備委員会 髙木委員長
・一昨日、整備委員会を開催し、金沢・敦賀間は必ず３月１６日に開通することを確認した。
・何よりも大事なことは、１日も早い大阪までの全線開業であり、それに資するための予算をしっかりと確保することが大事であると認識している。
・全線開業を実現するためには着工５条件をクリアすることが重要であり、特に、財源議論を速やかに始めて、着工５条件を整えるという仕事もしていきたいと思っている。
・リダンダンシーの観点からも、北陸と関西だけの問題ではなく、日本の国家プロジェクトであると認識している。皆さんにもその認識を持っていただいて、私どもと一緒になって、事業を進めていただきたい。

●自由民主党 整備新幹線等鉄道調査会 稲田会長
・福井県ではEast-iが芦原温泉駅まで入り、新幹線Ｗ７系電車が美しい姿を見せるなど想像以上に盛り上がっている。今後、本大会のような取組みを通し、関西圏でも盛り上がりが波及していくことを期待している。
・みんなで心を一つにして、与党も野党も福井県も京都府も大阪府も滋賀県も、みんな一つとなって頑張っていきたい。

●福井県　杉本知事
・福井・敦賀開業まで１０７日ということで、まずはこの開業を成功させて福井ブームを起こすことが、１日も早い敦賀・大阪間の開業にとって重要であると考え、一生懸命取り組んでいる。
・開業に向けて、ありとあらゆる観光施設、いろんな施設のリニューアルも行いながら準備をさせていただいている。また、誘客の面では首都圏や沿線で、いろんなキャンペーン、プロモーションを仕掛けており、また、二次交通の整備も進めている。
・金沢・敦賀間の開業により北陸新幹線全体の８割が完成するが、残る新大阪までの２割がつながってこそ、効果が最大化される。移動時間が短縮することで、交流人口が増え、大きな経済効果を生む、また、東海道新幹線の代替路線としても活用できる。
・１日も早く大阪と東京を結んでいただくことが重要であり、大阪、関西が東西二極の一極となって日本の成長を引っ張っていただくことが本当に重要だと考えている。

 
●自由民主党 整備新幹線等鉄道調査会 鉄道のこれからを考えるプロジェクトチーム　西田座長
・今後、完成までに要する期間や、そのための財源などを、与党としてしっかりと考えていきたい。
・今までの整備新幹線のやり方ではできないことであり、整備新幹線の新しいルールを与党内で議論して、政府に実行させていくことが、我々政治家の役割である。
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また促進大会の後には、大会の決議に基づき、自由民主党や国土交通省などに対し、１日も早い大阪までの全線開業の実現を要請しました。

＜要請活動 概要＞
【実施日時】 令和5年11月30日（木） 13時00分～16時00分
【要 請 先】 自由民主党、公明党、国土交通省
【要 請 者】 関西広域連合、京都府、大阪府、公益社団法人関西経済連合会、福井県
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