2023.12.01 08:37
中州を覆う菜花の風景復活を! 栽培農家が激減、四万十川の三島 協力隊員らが苗植える 高知県四万十町
中州の農地に菜花の苗を植え付ける親子連れら(四万十町昭和)
2017年春、多くの菜花に彩られていた中州(四万十町提供)
復活を模索していた協力隊員らが地元に支援を申し出。10月末、住民と一緒に以前栽培されていた約50アールに種をまいていた。
11月23日は約30アールに苗を植え付け。親子連れら21人が参加し、ふかふかの土を掘っては、丁寧に苗を挿していった。
参加した土居重満さん(70)は数少なくなった栽培農家の1人。「国道から花を見た観光客らが、わざわざ中州まで降りてきて『鮮やかな色彩に癒やされた』と喜んでくれる。協力隊などの提案はとてもうれしい」と喜ぶ。
協力隊員の渋谷佳代子さん(35)は「来春には三島キャンプ場の施設がリニューアルする。満開の菜の花でお客さんを迎えたい」と話していた。
三島は2本の沈下橋やJR予土線の鉄橋が架かり、キャンプやラフティング、アユ釣りを楽しむ人々に根強い人気がある。(福田仁)