国の重要無形民俗文化財、本川神楽が継承５００年周年　１０代～７０代の１２人　舞う喜び胸に、伝統つなぐ

2023.11.29 08:37

国の重要無形民俗文化財、本川神楽が継承５００年周年　１０代～７０代の１２人　舞う喜び胸に、伝統つなぐ

高知新聞社

本川神楽を受け継いでいく若者や子どもたち。高校生の日野桃花さん＝中央＝は今年初めて一人で舞った（いの町高薮の地主神社）

　ドンドンドン、シャンシャンシャン―。太鼓とかねの音が真っ暗な集落に鳴り響く。氏子や見物客が見守る中、烏帽子（えぼし）姿の舞太夫たちがゆったり、激しく舞った。

　国の重要無形民俗文化財、本川神楽が継承５００周年を迎え、地域の三つの神社で順次奉納されている。代々受け継がれてきた伝統を守っているのは、１０代から７０代までの１２人。

　舞う喜びを感じながら、先祖代々の思いをつなぎ、過疎化の波にあらがう。

　その思いは―。

かっこよくて、わくわく