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2023.11.26 08:31

広がる子ども見守りの輪 読み聞かせ隊や教員ら、焼きそば・卵焼きで交流―ちいきのおと(149)川北甲(安芸市)

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読み聞かせ隊と教員、保育士が交流する「焼きそば・卵焼きの会」(安芸市川北甲の川北公民館)

読み聞かせ隊と教員、保育士が交流する「焼きそば・卵焼きの会」(安芸市川北甲の川北公民館)

 二つの川に挟まれた土地に、ビニールハウスが連なる安芸市川北甲。その中央部に位置する川北小学校と川北保育所には毎週、住民でつくる本の読み聞かせ隊がやって来る。活動は既に約20年。息長く続く背景には、隊員と教員らが和やかにひとときを共にする集いの場が一役買っていた。その名は「焼きそば・卵焼きの会」―。

 木曜日の午前8時15分。校内アナウンスが流れ、隊員が教室に入ってくる。にぎやかにはしゃいでいた子どもたちは、そそくさと席に着いた。

 メンバーは現在、地元の60~80代9人。全学年1学級の同校に6人、保育所に1人が出向き、ピンチヒッター要員として2人が控える。年度ごとに担当学年を決め、それぞれが作品を選んでいるという。

紙芝居の世界に引き込まれる子どもたち(川北保育所)

紙芝居の世界に引き込まれる子どもたち(川北保育所)

 読み聞かせのスタイルも個性豊か。季節や学校行事に沿った絵本を優しい口調で読む人もいれば、臨場感たっぷりに紙芝居を読む人や、子どもと一緒に平家物語や芥川龍之介の作品を音読する人などさまざまだ。そんな読み聞かせが、子どもたちは大好き。「自分で選ばない本を知るのが楽しい」「読書が好きになった」とにこにこ顔だ。…

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