2024年 05月25日(土)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.11.15 08:57

7~9月GDP、年率2・1%減 3期ぶりマイナス、個人消費不振

SHARE

 GDP速報値の概要

 内閣府が15日発表した2023年7~9月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は物価変動を除く実質で前期比0・5%減、年率換算は2・1%減だった。22年10~12月期以来、3四半期ぶりのマイナス成長となった。物価高を受けた個人消費の不振に加え、企業の設備投資も落ち込み、コロナ禍からの景気回復に急ブレーキがかかった。


 物価変動の影響を含んだ名目のGDPは4四半期ぶりに落ち込み、前期比0・04%減、年率換算は0・2%減だった。景気実感に近いとされる名目の数値もマイナスとなったことで、景気の停滞感が強まっている。


 実質GDPを項目別に見ると、全体の5割超を占める個人消費は、自動車販売や食料品が落ち込んで前期比0・04%減、設備投資は半導体製造装置に対する投資の減少が響いて0・6%減だった。住宅投資や公共投資もマイナスで、国内需要は総崩れだった。


 輸出は自動車が増えた一方、輸出に区分されるインバウンド消費が振るわず、0・5%増にとどまった。輸入は著作権使用料の増加などで1・0%増えた。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N主要 N経済

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月