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2023.11.05 08:23

明徳「攻め続ける姿勢」徹底 高知県中学サッカー選手権最終日

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 <高知県中学サッカー選手権 決勝>4日 明徳義塾 2―1 窪川

【決勝 明徳義塾―窪川】前半13分、明徳・澳本=中央=が、相手守備陣と競り合いながら浮き球のパスに背中で合わせゴール。2―0とリードを広げる(春野陸上競技場=佐藤邦昭撮影)

【決勝 明徳義塾―窪川】前半13分、明徳・澳本=中央=が、相手守備陣と競り合いながら浮き球のパスに背中で合わせゴール。2―0とリードを広げる(春野陸上競技場=佐藤邦昭撮影)

 大波のように、明徳のシュートが相手ゴールに襲いかかった。両サイドを駆け上がるドリブルから、セットプレーから、ゴール前へドンピシャに合わせたクロスから―。今大会最多得点を挙げているイレブンが、身上の「攻め倒す」を決勝の舞台でも見せつけた。

 夏前は、今のような一体感はなかったという。7月、県総体の準々決勝で敗れると練習量を増やした。「めちゃめちゃきつかった」と主将澳本。そして、「プレーがつながっていることを感じられるようになって、自信にもなった」。みんなで乗り越えた夏がチームを強くした。

 この日も、素早い寄せからボールを奪い、相手を引きつけ、動かしながらパスをつないだ。澳本は「攻め続けることはできたし、目指した形はつくれた」と、磨いてきたサッカーが一定できたことを実感する。

 だが、選手らは「勝ててうれしい。けど…」。澳本が「(1点差の)焦りからか連係が少しずれて、決めきれなかった」と言えば、ダブルボランチの家石は「セカンドボールを拾うのが遅く、畳みかけられなかった」と満足はなかった。

 彼らが求めるのはもっともっと高いレベル。船津監督も「3点目を取って試合を決めたかった」と、攻め倒しきれなかったことを指摘する。ただ、「攻撃の形はできていた。集大成として最高でした」。教え子たちの確かな成長に目を細めた。(平野愛弓)

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