ウミガメ保護へ協力しよう　初の小学生会議に春野２校が参加

2023.11.01 05:00

ウミガメ保護へ協力しよう　初の小学生会議に春野２校が参加　

高知新聞社

飼育しているウミガメについて発表する春野西小の児童（高知市）

　ウミガメの保護(ほご)に取(と)り組(く)む全国(ぜんこく)４県(けん)の６小学校(しょうがっこう)による「第(だい)１回(かい)全国(ぜんこく)小学生(しょうがくせい)ウミガメ会議(かいぎ)」が１０月(がつ)１７日(にち)、オンラインで開(ひら)かれました。春野(はるの)東(ひがし)小(しょう)（高知(こうち)市(し)春野(はるの)町(ちょう)東(ひがし)諸木(もろぎ)）と春野(はるの)西(にし)小(しょう)（春野町(はるのちょう)弘(ひろ)岡(おか)中(なか)）の４年生(ねんせい)計約(けいやく)１００人(にん)は、春野(はるの)海岸(かいがん)での産卵(さんらん)回数(かいすう)や飼育(しいく)の取(と)り組(く)みなどをしょうかいしました。

　静岡(しずおか)県(けん)御前崎(おまえざき)市(し)の御前崎(おまえざき)小(しょう)が企画(きかく)。保護(ほご)活動(かつどう)などに取(と)り組(く)む学校(がっこう)に参加(さんか)を呼(よ)びかけました。

　会議(かいぎ)では、静岡(しずおか)の２校(こう)や沖縄(おきなわ)県(けん)瀬(せ)底(そこ)島(じま)の瀬(せ)底(そこ)小(しょう)が、浜(はま)にごみを捨(す)てないよう呼(よ)びかけるポスターを作(つく)ったり、水族館(すいぞくかん)の協力(きょうりょく)で学習(がくしゅう)したりといった取(と)り組(く)みを発表(はっぴょう)。鹿児島(かごしま)県(けん)南九州(みなみきゅうしゅう)市(し)の松(まつ)ケ浦(がうら)小(しょう)は、今年(ことし)は初(はじ)めて上陸(じょうりく)も産卵(さんらん)もなかったとし、台風(たいふう)が続(つづ)いた上(うえ)、海面(かいめん)が上昇(じょうしょう)して砂浜(すなはま)が減少(げんしょう)したことも背景(はいけい)にあるのではとして「今年(ことし)で閉校(へいこう)になりますが、保護(ほご)活動(かつどう)は続(つづ)けたい」と報告(ほうこく)しました。

　春野(はるの)東(ひがし)小(しょう)は春野(はるの)海岸(かいがん)で確認(かくにん)された産卵(さんらん)数(すう)が年々(ねんねん)減(へ)っていること、春野(はるの)西(にし)小(しょう)は「くろ」と「しお」と名付(なづ)けたウミガメを地域(ちいき)の協力(きょうりょく)で飼育(しいく)していることなどを報告(ほうこく)しました。

　春野(はるの)西(にし)小(しょう)４年(ねん)の畠山()華鈴()さん（１０）は「いろんな地域(ちいき)とウミガメを守(まも)っていきたいという思(おも)いが強(つよ)まった」と話(はな)していました。

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