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2023.10.31 05:37

首里城火災から4年、消防訓練 正殿の再建本格化、26年秋めど

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 首里城の守礼門。奥には正殿の再建に使う材料を保管する木材倉庫が見える=29日、那覇市

 沖縄の文化の象徴とされる首里城(那覇市)で、正殿など6棟が全焼した2019年の火災から31日で4年となった。昨年始まった正殿の再建工事は、26年秋の完成に向けて本格化。4年前の火災で初期消火が遅れた教訓を踏まえ、首里城公園では早朝から手順を確認する消防訓練が行われた。


 沖縄県の報告書によると、未明の火災で発見の遅れなどが大規模な延焼につながった。訓練は、再建中の正殿を風雨から守る仮設の建物「素屋根」の2階から、夜間に出火したとの想定で、日の出前の午前5時半ごろに開始。サイレンが鳴る中、消防隊員が声をかけ合いながら、放水した。


 噴射口のあるホースを地面に置き、水の壁を作り延焼を防ぐ「水幕防御システム」も導入。正殿再建用の木材を保管する倉庫前に置かれたホースから、2階の高さまで水が勢いよく噴射された。


 国は22年11月、正殿の再建工事に着手。素屋根内で工事を行っている。今年中には計513本の柱と梁の組み立てを終える見通し。24年度からは柱や壁を漆で赤く塗る作業などに入る。

(c)KYODONEWS

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