早づみユズの収穫作業進む　安芸市

2023.10.25 05:00

早づみユズの収穫作業進む　安芸市

高知新聞社

さわやかな香りが引き立つ早づみユズ（安芸市井ノ口乙）

　香(かお)り豊(ゆた)かな早(はや)づみユズの収穫(しゅうかく)が安芸(あき)市内(しない)で行(おこな)われています。国内(こくない)で最大(さいだい)規模(きぼ)の安芸(あき)市(し)東浜(ひがしはま)の安芸(あき)ユズ加工(かこう)場(じょう)では果汁(かじゅう)をしぼる作業(さぎょう)も行(おこな)われ、さわやかな空気(くうき)に包(つつ)まれています。

　ＪＡ高知(こうち)県(けん)安芸(あき)地区(ちく)では、芸西(げいせい)村(むら)より東(ひがし)の８市町村(しちょうそん)約(やく)300ヘクタールで農家(のうか)930人(にん)がユズを栽培(さいばい)。今年(ことし)は12月(がつ)初(はじ)めまでに、果汁(かじゅう)用(よう)と青果(せいか)用(よう)合(あ)わせて約(やく)3600トンのユズ玉(だま)が加工(かこう)場(じょう)に出荷(しゅっか)される見(み)こみです。果汁(かじゅう)はポン酢(ず)やジュースの原料(げんりょう)、皮(かわ)は香料(こうりょう)などに使(つか)われます。

　ＪＡによると、９月(がつ)にあまり雨(あめ)がふらなかったため全体(ぜんたい)的(てき)に実(み)は小(ちい)さいけれど、たくさん実(み)をつける「表(おもて)年(どし)」の今年(ことし)は昨年(さくねん)より収穫(しゅうかく)量(りょう)が多(おお)く品質(ひんしつ)も良(よ)いそうです。

　合計(ごうけい)２．５ヘクタールでユズを栽培(さいばい)する安芸(あき)市(し)井ノ口(いのくち)乙(おつ)の小松()正博()さん（69）は、黄色(きいろ)く染(そ)まった実(み)を手際(てぎわ)よく収穫(しゅうかく)。「鍋(なべ)やナスのたたきにユズ果汁(かじゅう)を使(つか)って、しんせんな香(かお)りを楽(たの)しんで」と話(はな)していました。

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