「ル・コルビュジエ　建築家の仕事」

2023.10.27 05:00

「ル・コルビュジエ　建築家の仕事」

高知新聞社

第(だい)２のコルビュジエへ
　街(まち)を歩(ある)くと、ビルや家(いえ)などの建物(たてもの)が目(め)に入(はい)ると思(おも)います。形(かたち)や大(おお)きさもそれぞれ異(こと)なります。

　どういった考(かんが)え方(かた)で、形(かたち)などを決(き)めたのでしょう。そこには、建物(たてもの)を設計(せっけい)した建築家(けんちくか)が関(かか)わっています。

　ル・コルビュジエは20世紀前(せいきぜん)半(はん)、ヨーロッパを中心(ちゅうしん)に活躍(かつやく)した建築家(けんちくか)です。彼(かれ)は、世界(せかい)の人(ひと)たちが「みな同(おな)じように」幸(しあわ)せになれるために、窓(まど)などの寸法(すんぽう)を新(あら)たに考(かんが)え出(だ)したり、コンクリートを使(つか)って自由(じゆう)な形(かたち)の建物(たてもの)を設計(せっけい)したりしました。

　実(じつ)は、私(わたし)たちが目(め)にするほとんどの建物(たてもの)は、彼(かれ)の考(かんが)え方(かた)を学(まな)んだ建築家(けんちくか)や、その建築家(けんちくか)の考(かんが)え方(かた)を学(まな)んだ建築家(けんちくか)が設計(せっけい)しているのです。びっくりですね。

　今(いま)の日本(にほん)では、山(やま)にたくさん生(は)えている木(き)を使(つか)いながらも彼(かれ)の考(かんが)え方(かた)を踏(ふ)まえた、ビルが建(た)ちはじめています。

　皆(みな)さんも街(まち)に出(で)たら、立(た)ち止(ど)まって建物(たてもの)をじっくり眺(なが)めてみてください。（ＮＰＯ法人(ほうじん)高知(こうち)こどもの図書館(としょかん)　益井()博史()）

「ル・コルビュジエ　建築家の仕事」　フランシーヌ・ブッシェ、ミッシェル・コーアン／作　ミッシェル・ラビ／絵　　小野塚昭三郎／訳　現代企画室　小学校中学年以上

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