ツキノワグマが仲間入り　名前投票してね　高知市のわんぱーくこうちアニマルランド

2023.10.04 05:00

ツキノワグマが仲間入り　名前投票してね　高知市のわんぱーくこうちアニマルランド

高知新聞社

わんぱーくこうちアニマルランドで公開が始まったツキノワグマの子ども（高知市桟橋通６丁目）

　ツキノワグマの子(こ)どもが高知(こうち)市(し)のわんぱーくこうちアニマルランドに仲間入(なかまい)りし、９月(がつ)２６日(にち)に一般(いっぱん)公開(こうかい)が始(はじ)まりました。四国(しこく)では絶滅(ぜつめつ)のおそれがある種(しゅ)で、新(あたら)しいツキノワグマが入(はい)るのは高齢(こうれい)の「ワカ」以来(いらい)２７年(ねん)ぶり。

　子(こ)どもは生後(せいご)１年余(ねんあま)りのメス。山口(やまぐち)県内(けんない)でイノシシの箱(はこ)わなにかかっているところを保護(ほご)されました。７月(がつ)の終(お)わりに、わんぱーくに来(く)る直前(ちょくぜん)の体長(たいちょう)は７０センチメートル、体重(たいじゅう)１４キログラム。すくすく育(そだ)ち、今(いま)は体長(たいちょう)約(やく)１メートル、体重(たいじゅう)は２０キログラムをこえたといいます。

　おてんばな性格(せいかく)で、展示場(てんじじょう)の木(き)に登(のぼ)ったり、ウッドデッキや水場(みずば)をかけ回(まわ)ったり。推定(すいてい)２９さいと高齢(こうれい)でおだやかなメスのワカより、活発(かっぱつ)に動(うご)いているそうです。今後(こんご)はワカと順番(じゅんばん)に１頭(とう)ずつ展示(てんじ)されます。

　四国(しこく)のツキノワグマは高知(こうち)・徳島(とくしま)県境(けんきょう)に１５～２０頭(とう)前後(ぜんご)生息(せいそく)しているとされています。新(あたら)しく入(はい)った子(こ)グマは四国(しこく)のツキノワグマとは遺伝(いでん)的(てき)にはなれているそうで、飼育員(しいくいん)の井上()春奈()さん（３８）は「親(した)しみを持(も)ってもらい、地元(じもと)のクマを守(まも)る機運(きうん)を高(たか)めたい」と語(かた)りました。

　子(こ)グマの名前(なまえ)は、わんぱーくが考(かんが)えた候補(こうほ)から来園者(らいえんしゃ)の投票(とうひょう)で決(き)めます。候補(こうほ)は、よさこい祭(まつ)りにちなんで「マツリ」、土佐(とさ)弁(べん)の「○○ちや」にからめた「チャチャ」、得意(とくい)の木登(きのぼ)りから「キノ」の三(みっ)つ。１０月(がつ)２０日(か)まで園内(えんない)ギャラリー館(かん)で投票(とうひょう)を受(う)け付(つ)けています。発表(はっぴょう)は２１日(にち)。

トラ「アカラ」は横浜へ引っこし

　わんぱーくに２頭(とう)いるスマトラトラのうち、オスのアカラが繁殖(はんしょく)のため、横浜(よこはま)市(し)のズーラシアに移動(いどう)します。最後(さいご)の展示(てんじ)は１０月(がつ)１７日(にち)。

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