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2023.09.28 17:32

金融庁、損保に立ち入り検査視野 大手4社、なれ合い体質にメス

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 共同保険の仕組み

 損害保険大手4社による企業向け保険のカルテル疑惑を巡り、金融庁は立ち入り検査も視野に入れ、実態解明を進める。事前に保険料を調整したり、不適切な情報交換をしたりする行為が常態化していたとみて、公正な競争を阻害する要因となった業界のなれ合い体質にメスを入れる。保険契約者の保護に不備があると認めれば、業務改善命令などの行政処分を出すことも検討する。


 4社は東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険。金融庁は29日までに各社から独禁法違反が疑われる事例や問題の背景に関する報告を受け、内容を精査する。


 カルテルの舞台となったのは複数の損保会社で契約を引き受ける「共同保険」だ。各社が全ての営業部と支店を対象に進めてきた調査では、問題は少なくとも計100社超の取引先に及んだ。共同保険は工場の火災など事業運営で生じる恐れのあるリスクを複数社で分担し、決められたシェアに応じて保険金を支払う仕組みだ。

(c)KYODONEWS

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