「シャンシャン、夏だより」

2023.10.06 05:00

「シャンシャン、夏だより」

高知新聞社

小学(しょうがく)６年(ねん)、夏休(なつやす)みの友情(ゆうじょう)物語(ものがたり)
　タイトルにある「シャンシャン」。一見(いっけん)、動物園(どうぶつえん)の人気者(にんきもの)である白(しろ)と黒(くろ)の動物(どうぶつ)のようでもありますが、夏休(なつやす)みに主人公(しゅじんこう)たちが探(さが)す虫(むし)の鳴(な)き声(ごえ)です。この虫(むし)の声(こえ)は、誰(だれ)もが聞(き)いているのではないだろうかという声(こえ)で、夏(なつ)の定番(ていばん)でもあるのですが、実(じつ)は種類(しゅるい)によってそれぞれ特徴(とくちょう)的(てき)な鳴(な)き方(かた)をしているのです。

　主人公(しゅじんこう)の野()歩()人()は「シャンシャン」と鳴(な)く、その虫(むし)を見(み)つけて夏休(なつやす)みの自由(じゆう)研究(けんきゅう)として発表(はっぴょう)しようとするのですが…。

　６年生(ねんせい)の夏休(なつやす)み、ラジオ体操(たいそう)のお世話(せわ)係(がかり)を頑張(がんば)る主人公(しゅじんこう)と秀才(しゅうさい)の転校生(てんこうせい)カモッチ、そしてあまり接点(せってん)のなかった謎(なぞ)の多(おお)い転校生(てんこうせい)の川村()ちとせとの友情(ゆうじょう)物語(ものがたり)。２学期(がっき)になり教室(きょうしつ)に川村()ちとせの姿(すがた)はなかったが、発表(はっぴょう)された自由(じゆう)研究(けんきゅう)には３人(にん)の名前(なまえ)が記(しる)されていました。それは何故(なぜ)なのでしょうか。（ＮＰＯ法人(ほうじん)高知(こうち)こどもの図書館(としょかん)　三谷()剛平()）

「シャンシャン、夏だより」　浅野竜／作　中村隆／絵　講談社　小学校中学年以上

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