2023.09.23 08:33
黒海艦隊司令部攻撃を表明 将官重傷、9人死亡か
ロシア軍の侵攻状況
【キーウ共同】ウクライナ軍は22日、ロシアが2014年に併合した南部クリミア半島の主要都市セバストポリの黒海艦隊司令部を攻撃し、成功したと表明した。攻撃は司令部で幹部会合の開催中に実行されたとした。ウクライナメディアが伝えた。ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は攻撃で司令部の将官が重傷を負ったほか、9人が死亡したと米政府系メディアのボイス・オブ・アメリカ(VOA)に明かした。
英BBC放送は、英国が供与した射程250キロ以上の巡航ミサイル「ストームシャドー」か、ウクライナの巡航ミサイル「ネプチューン」が攻撃に使われた可能性があると分析した。ウクライナ軍は最近、軍事的にも象徴的にも重要なクリミア半島のロシア軍施設への攻撃を強化している。
セバストポリのラズボジャエフ市長は23日、同日も防空システムが作動しミサイルの破片が港湾地域に落下したと通信アプリに投稿、市民に注意を呼びかけた。被害の有無などは不明。
22日の司令部への攻撃についてロシア国防省は軍人1人が消息不明になったと発表している。