ヤイロチョウ見に来てね　高知市のわんぱーくで4年ぶり展示

2023.09.14 05:00

ヤイロチョウ見に来てね　高知市のわんぱーくで4年ぶり展示

高知新聞社

４年ぶりにわんぱーくこうちアニマルランドで展示された２羽のヤイロチョウ（高知市桟橋通６丁目）

　高知県(こうちけん)の天然(てんねん)記念物(きねんぶつ)で絶滅(ぜつめつ)危惧(きぐ)種(しゅ)のヤイロチョウ２羽(わ)が、高知(こうち)市(し)のわんぱーくこうちアニマルランドで一般(いっぱん)公開(こうかい)されています。わんぱーくでの展示(てんじ)は４年(ねん)ぶりで、「動(うご)いている姿(すがた)を見(み)られる機会(きかい)はなかなかない」と来園(らいえん)を呼(よ)びかけています。

　漢字(かんじ)で「八色(やいろ)鳥(ちょう)」。茶色(ちゃいろ)い頭(あたま)に緑(みどり)や青(あお)の羽(はね)、腹(はら)の赤(あか)など色(いろ)あざやかな姿(すがた)が特(とく)ちょうです。毎年(まいとし)５～９月(がつ)ごろ、繁殖(はんしょく)のため東南(とうなん)アジアなどから少数(しょうすう)が高知県内(こうちけんない)に飛(と)んで来(き)ます。１９３７年(ねん)、宿毛(すくも)市(し)で国内初(こくないはつ)の繁殖(はんしょく)が確認(かくにん)されました。

　わんぱーくでは２０１９年(ねん)１２月(がつ)、１１年(ねん)ほど飼育(しいく)していたヤイロチョウが死(し)んで以来(いらい)の展示(てんじ)です。今回(こんかい)の２羽(わ)はいずれもメスで、巣立(すだ)ち直後(ちょくご)とみられる７月(がつ)、飛(と)ぶこともえさを取(と)るのもままならない状態(じょうたい)で保護(ほご)されました。わんぱーくが環境省(かんきょうしょう)の許可(きょか)を得(え)て飼育(しいく)しています。

　現在(げんざい)は体長(たいちょう)約(やく)２０センチメートルに成長(せいちょう)し、落(お)ち葉(ば)や止(と)まり木(ぎ)の上(うえ)をぴょんぴょんと移動(いどう)。じゃれ合(あ)う様子(ようす)や羽(はね)を広(ひろ)げる姿(すがた)が見(み)られ、訪(おとず)れた人(ひと)は「思(おも)ったより大(おお)きい」「かわいらしくてきれい！」と声(こえ)を上(あ)げていました。

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