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2023.09.10 08:30

「切り出せる」恩恵―山は動いたか 高知おおとよ製材10年(3)

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香美森林組合の伐採現場(香美市土佐山田町繁藤)

香美森林組合の伐採現場(香美市土佐山田町繁藤)

 ゴロゴロ、ゴトン―。選木機のベルトコンベヤーを原木が流れ、口径別に振り落とされていく。津野町船戸の朝見谷ストックヤード(原木市場)。積み上がった丸太の断面に、白いチョークで「お」の文字。

 「このへんは全部、高知おおとよ製材に行く。うちの6割くらいかな」。津野町森林組合の大地勝義組合長(74)が説明する。

 「おおとよ製材の恩恵? 大いに受けちゅう。昔は東津野の丸太はほぼ全部、愛媛に行きよったがやき」

 ストックヤードは、…

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