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高知新聞PLUSの活用法

2023.09.02 08:29

第66回金婚式 支え合い50年 ありがとう

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ちょっと照れくさいけんど、50年間ありがとう。この先もたくさん笑おう(高知会場)

ちょっと照れくさいけんど、50年間ありがとう。この先もたくさん笑おう(高知会場)


手を取って半世紀。雨の日も晴れの日も、しっかりつないで歩んできた(高知会場)

手を取って半世紀。雨の日も晴れの日も、しっかりつないで歩んできた(高知会場)


孫のおなかの中のひ孫をいたわる金婚夫婦(高知会場)

孫のおなかの中のひ孫をいたわる金婚夫婦(高知会場)


元気に元気に笑い合う(南国会場)

元気に元気に笑い合う(南国会場)


家族の写真イラストを手に会場へ。「自分らの50年の歩みです」(南国会場)

家族の写真イラストを手に会場へ。「自分らの50年の歩みです」(南国会場)


難病の夫の車いすを押して会場へ。「子どもたちの支えもあって、2人で来られた。良かった」(南国会場)

難病の夫の車いすを押して会場へ。「子どもたちの支えもあって、2人で来られた。良かった」(南国会場)


「はい、笑って!」。ぎゅっと手を握りしめ(土佐会場)

「はい、笑って!」。ぎゅっと手を握りしめ(土佐会場)


晴れの日にほほ笑みも自然と浮かぶ(四万十会場)

晴れの日にほほ笑みも自然と浮かぶ(四万十会場)


拍手で喜びを分かち合う(安芸会場)

拍手で喜びを分かち合う(安芸会場)


思い出たくさん 夫婦円満で歩む

これからも仲良く遍路
池田重幸さん(69)多美子さん(73)室戸市
 夫は近所の幼なじみ。昔から一緒にいるのが当たり前だったけど、成長するにつれて引かれ合い、自然な流れで結婚しました。誰にでも優しいところが好き。互いのいい部分を見つけ合い、夫婦円満で歩んできました。

 ドライブ好きで、子どもが生まれてからは年1回の家族旅行が恒例イベント。主人の運転で中部、関西、九州などを訪れて遊園地で遊んだり、花火を見たり。楽しい思い出ばかりです。

 10年ほど前からは、四国霊場八十八カ所を車でゆるりと巡ることが楽しみ。まだ残している霊場を、残りの人生を、これからも助け合いながら仲良く巡っていきたいですね。(多美子さん)

いい距離保ち
長野哲也さん(74)和子さん(72)安芸市
 私は大阪出身。進学で高知から来ていた夫と、大阪で出会いました。最初は「笑いのツボが全く違う」と驚いていたけど、一緒にいるうちに会話のテンポも合うようになってね。

 結婚して、夫が実家の歯医者を継ぐために安芸に来てからは、言葉が違うし友達もおらんし心細かった。そんな時、夫は趣味のバドミントンにいそしんでてね。おかげで私も強くなりました。30代からは登山好きの夫に付き合ううちに友達も増えた。一緒に四国百名山に登ったのはいい思い出です。

 生きてる間はずっと働いて、趣味を楽しんでくれることが一番。いい距離を保つのが長続きの秘訣(ひけつ)ですから。(和子さん)

出会いは汽車の中
小松啓志さん(76)妙子さん(73)香美市
 出会いは汽車の中。当時、夫は会社員、私は高校生でした。共通の知人がいたことで話すようになり、後に交際が始まりました。けんかはしょっちゅう。お互いに言いたいことを言い合い、昔は1週間も口をきかんことがあったけど、今はいつの間にか仲直り、です。結婚生活は苦労も多くて、夫はこれまでに大腸と胃を5回手術。「絶対元気になる!」と信じて、退院後の食事のサポートに励みました。

 病気もあって、なかなか旅行にも行けなかったけど、孫が生まれた時は本当にうれしくて、一緒にお出掛けするのが楽しくて。これからは2人で好きなものを食べて、好きなことをして暮らしていこうね。(妙子さん)

結婚式の日に競輪!?
杉本忠広さん(72)縁さん(72)高知市
 結婚式当日、夫とお義姉(ねえ)さんが1時間近く遅れて来たのを覚えています。夫に話を聞くと、なんと競輪へ行っていたとのこと。結婚したら給料がたっぷり使えなくなるからと。結婚前から競輪好きだとは知っていましたが、まさかあんな大事な日にも行くなんてと、びっくりしました。

 それでも2人で共に働き、支え合ったおかげで子ども4人を育て、結婚生活も50年を迎えることができました。これも毎夏2~3回、子どもたちをキャンプに連れて行ってくれるなど家族サービス満載の夫のおかげです。これからも夫婦で面白い生活が送りたいですね。(縁さん)

一度は断ったけど
門田康彦さん(78)幹枝さん(69)高知市
 高校3年の12月、急にご近所の方に「私の顔を立てて」とお見合いに連れて行かれたのが主人との出会い。大学に行きたかったですし、お魚が苦手なのに主人の家業は魚市場の仲卸。お断りしたんですけど、義父と祖父が意気投合し、わけもわからぬまま3カ月後に結納。今なら考えられん話ですね。

 でも商売をやってみると、お魚がたくさん売れて面白かった。平日は休まずに働き、週末は1泊2日で旅行へ。「いっぱい働いていっぱい遊ぼう」が2人の口癖でね。何も知らずに結婚したけど、そこは気が合いました。

 50年前に戻って、もう一度お見合いするのなら、今度はOKしてもいいかな。(幹枝さん)

高知に住んでよかった
荒川伸雄さん(80)仁美さん(73)四万十町
 東京で働いていた時に、生命保険会社で働く夫と出会い、結婚しました。ところが私の窪川の母が急逝。実家の化粧品店を畳んで東京に帰るつもりだったのですが、空気のおいしさや人の温かさにひかれて。夫も田舎暮らしに乗り気で、店を継ぐことにしました。

 夫は旧窪川町役場に転職し、今では立派な土佐人。土佐弁は私よりも流ちょうで、夫が東京の友人と電話していると、友人から「何を話しているか分からない」と言われることも。

 夫の定年後は、夫のゴルフ、私のスキーと2人の趣味を一緒に楽しんでいます。旅行も大好き。東京の雑踏を見ると思いますもん。やっぱり高知で暮らせてよかった!(仁美さん)

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