2024年 05月09日(木)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.09.01 21:25

戦時下もあふれる「学ぶ喜び」 侵攻から2度目の新学年始まる

SHARE

 入学した1年生の児童=1日、キーウ(共同)

 【キーウ共同】ウクライナで1日、ロシアの侵攻開始から2度目となる新学年が始まった。東部や南部では戦闘が続くほか、各地がロシア軍の攻撃にさらされている。ミサイルや無人機の攻撃が頻発する首都キーウの学校では児童や教員が「学ぶ喜び」を口にし、笑顔を見せた。


 学年が始まるこの日はウクライナで「知識の日」と呼ばれる特別な日。5~18歳の約1500人が通う「157」学校では、民族衣装ビシワンカをまとった児童らが歌ったり、詩を読んだりして入学を祝った。


 代表して伝統の鐘を鳴らしたタチーヤ・ウビラワさん(7)は「緊張した。絵画の時間が楽しみ」とはにかんだ。息子ダニール君(6)に付き添い入学式に参加した母親のイリーナ・ホメンコさん(30)は「戦争が続く中、子どもがここまで成長したことに感動している」と涙ぐんだ。


 この学校には前線に近い東部などから避難した子どもや教員も在籍。侵攻当初の授業はオンラインで行ったが、現在はほとんどが対面だ。空襲警報が鳴っても地下シェルターに移動し、授業を続けるという。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N国際

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月