“一休さん”になったよ　高知市の竹林寺で小学生がミニ修行

2023.08.28 05:00

“一休さん”になったよ　高知市の竹林寺で小学生がミニ修行

高知新聞社

めいそうにちょうせん。足を組んでじっと心を落ち着かせた（高知市の竹林寺）

　高知(こうち)市(し)五台山(ごだいさん)の竹林寺(ちくりんじ)で１８日(にち)、小学生(しょうがくせい)向(む)けイベント「お寺(てら)でミニ修行(しゅぎょう)！一休(いっきゅう)さん体験(たいけん)」が行(おこな)われました。１～３年生(ねんせい)の小(ちい)さなお坊(ぼう)さんたちが、そうじやめいそうなどを通(つう)じ、心(こころ)の修行(しゅぎょう)にはげみました。

　高知(こうち)県内(けんない)外(がい)の１４人(にん)が書院(しょいん)で袈裟(けさ)に着(き)がえ、〝一休(いっきゅう)さん〟になりきって修行(しゅぎょう)スタート。ろうかやえんがわをぞうきんでみがき、心(こころ)もスッキリさせた後(あと)はめいそうにちょうせんしました。

　座布団(ざぶとん)にちょこんと座禅(ざぜん)を組(く)み、うすく目(め)を閉(と)じて息(いき)をふうぅー。僧侶(そうりょ)に警策(けいさく)と呼(よ)ばれるぼうでビシッとかたをたたかれながら、「夕(ゆう)べのご飯(はん)を思(おも)い出(だ)してください」「育(そだ)て、取(と)り、運(はこ)び、料理(りょうり)してくれた人(ひと)の手(て)がある」「世界(せかい)中(じゅう)の人(ひと)や生(い)き物(もの)が幸(しあわ)せでありますよう」といった言葉(ことば)に耳(みみ)をすませていました。

　続(つづ)けて目(め)の前(まえ)に、おどろおどろしい地獄(じごく)絵図(えず)の巻物(まきもの)を広(ひろ)げられ、僧侶(そうりょ)が「自分(じぶん)のやったことが自分(じぶん)に返(かえ)ってくる」「いい心(こころ)を持(も)った人(ひと)になってください」。秦(はだ)小(しょう)１年(ねん)の江崎()梨()太()君(くん)（６）は「地獄(じごく)に落(お)ちたらいやだ！　こわいもん。優(やさ)しいことする」とちかっていました。

　最後(さいご)は手(て)を合(あ)わせたまま石段(いしだん)を上(のぼ)り、本堂(ほんどう)へ。「むりわしないこと」「みんながしあわせにくらせますように」などと、それぞれが「仏(ほとけ)様(さま)とのお約束(やくそく)」を紙(かみ)に記(しる)し、お勤(つと)めを終(お)えました。

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