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2023.08.20 08:34

【動画】待ちわびた4年ぶり「大綱引き」 800人が力比べ 高知県土佐市

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 4年ぶりの力と力のぶつかり合い―。土佐市の夏の風物詩「大綱まつり」が19日、同市高岡町の県道土佐伊野線で行われた。メインの南北大綱引きには約800人が参戦し、雄たけびを上げながら全力を振り絞って長さ約80メートル、重さ1トンの綱を引き合った。

 藩政時代、野中兼山が鎌田井筋を造る際、現場の士気を高めるために始めたとされる。2020年以降は新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた。

もろ肌脱いで豪快に大綱を引く男衆(土佐市高岡町乙)

もろ肌脱いで豪快に大綱を引く男衆(土佐市高岡町乙)

 この日は日中から多くの出店が並び、餅投げやよさこい鳴子踊り、子ども綱引きといった催しなどで大にぎわい。会場の熱気が高まった午後8時過ぎ、いよいよ大綱引きが始まった。

 ドドーンと打ち鳴らされる太鼓、「元気あるかーっ!」とのあおりのアナウンスに会場のボルテージは最高潮。上半身裸の男衆は、4年間待ちわびた力比べに時折笑みもこぼしつつ、力水を浴び、汗を飛び散らせて「おりゃーっ!!」「うおーっ!!」。力の限り大綱を引き、見物客は大歓声で熱闘を盛り上げていた。(谷川剛章)

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