「青ユズの香りでいやされて」　安芸市で収穫

2023.08.18 05:00

「青ユズの香りでいやされて」　安芸市で収穫

高知新聞社

収穫が行われている青ユズ。傷付かないようていねいに作業する（安芸市井ノ口乙）

　安芸(あき)市(し)が生産(せいさん)量(りょう)日本一(にほんいち)をほこる青(あお)ユズの収穫(しゅうかく)が行(おこな)われています。生産者(せいさんしゃ)によると、今年(ことし)は数(かず)が少(すく)ないものの天候(てんこう)にめぐまれて実(み)は大(おお)きく育(そだ)っているといい、「そうめんや冷(ひ)ややっこの薬味(やくみ)にして楽(たの)しんで」とアピールしています。

　青(あお)ユズは、黄色(きいろ)く色(いろ)づく前(まえ)に収穫(しゅうかく)され、さわやかな香(かお)りが特(とく)ちょう。細(こま)かくけずった皮(かわ)が料理(りょうり)や飲(の)み物(もの)の仕上(しあ)げに使(つか)われます。ＪＡ高知(こうち)県(けん)によると、新型(しんがた)コロナウイルスのえいきょうで業務(ぎょうむ)用(よう)の需要(じゅよう)がのびませんでしたが、今年(ことし)はほぼ回復(かいふく)しているそうです。

　安芸(あき)市(し)では農家(のうか)１２、１３戸(こ)がさいばいし、９月末(がつまつ)までに２０万(まん)玉(たま)の出荷(しゅっか)を予定(よてい)しています。安芸(あき)市(し)井ノ口(いのくち)乙(おつ)の千()光()士()尚史()さん（４２）のユズ園(えん)では、つみ取(と)った実(み)に傷(きず)が付(つ)かないようスポンジの上(うえ)に一(ひと)玉(たま)ずつ置(お)いてていねいに作業(さぎょう)。千()光()士()さんは「この暑(あつ)い夏(なつ)、新鮮(しんせん)なユズの香(かお)りでいやされてほしい」と話(はな)していました。

特集読もっか読もっかニュース