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2023.08.10 08:40

【動画あり】よさこい開幕!前夜祭でスタート〈高知 よさこい 2023〉

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前夜祭のオープニングを飾った総踊り(高知市の中央公園=佐藤邦昭撮影)

前夜祭のオープニングを飾った総踊り(高知市の中央公園=佐藤邦昭撮影)

 4年ぶりに完・全・復・活! 第70回よさこい祭りが9日、高知市の中央公園の前夜祭で幕を開けた。新型コロナ禍で中止が続き、開催は2019年以来。台風6号の影響で強い雨が降る中、踊り子が晴れ舞台で弾むように舞った。

  市内は昼過ぎまで雷雨となり、舞台に大型スクリーンや協賛看板の設置はなし。それでも傘やレインコートで備えた観客が続々と訪れ、ステージ背面に筆で力強く書かれた「復活」の文字を見上げた。

 脇で出番を待っていた「祭屋」の堀内小春さん(27)は「ずっと止まっていた夏が動き出した。4年間の気持ちをぶつけたい」。舞台に飛び出しライトに照らされた踊り子たちを大声援が包んだ。

 初めて設置された有料観覧席の2列目に座っていた同市の藤戸美貴さん(64)は「いい席が取れた。迫力が段違い」と声を弾ませた。

 演舞の合間に、1954年の第1回で踊った2人が「原点」の鳴子踊りを披露し、南国市出身の演歌歌手、三山ひろしさんが正調よさこいを爽やかに歌い上げた。時折、雨脚が強まる中、満面の笑みで演舞を続ける踊り子たちを観客が大きな拍手で盛り上げた。

 10、11日の祭り本番は157チーム、約1万4千人が市内17カ所の競演場・演舞場で躍動する。12日の全国大会と後夜祭まで、高知市街は祭り一色に染まる。(竹内悠理菜、村瀬佐保)  

第70回よさこい祭り 高知 【記事まとめ】はこちら

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