気分は裁判官！　小学生が高知地裁見学

2023.08.08 05:00

気分は裁判官！　小学生が高知地裁見学

高知新聞社

法廷見学で裁判官の席などに座る小学生（高知市丸ノ内１丁目の高知地裁）

　小学生(しょうがくせい)に裁判(さいばん)所(しょ)を身近(みぢか)に感(かん)じてもらおうと３日(か)、高知(こうち)市(し)丸ノ内(まるのうち)１丁目(ちょうめ)の高知(こうち)地方(ちほう)裁判所(さいばんしょ)（高知地裁(こうちちさい)）で親子(おやこ)向(む)けの法廷(ほうてい)見学(けんがく)会(かい)が開(ひら)かれました。高知(こうち)県内(けんない)の４～６年生(ねんせい)１２人(にん)とその保護者(ほごしゃ)が参加(さんか)しました。

　児童(じどう)らは刑事(けいじ)事件(じけん)の裁判員(さいばんいん)裁判(さいばん)などで使(つか)う２０４号(ごう)法廷(ほうてい)を見学(けんがく)。検察官(けんさつかん)、弁護人(べんごにん)が実際(じっさい)に使(つか)う席(せき)に座(すわ)ったり、裁判官(さいばんかん)の黒(くろ)い法(ほう)服(ふく)を着(き)たりして、記念(きねん)さつえいを楽(たの)しみました。

　高知(こうち)地裁(ちさい)の尾崎()充()浩()裁判官(さいばんかん)が児童(じどう)の質問(しつもん)に答(こた)えるコーナーもありました。「どうやって刑罰(けいばつ)を決(き)めるのか」との問(と)いに、「犯罪(はんざい)の危険(きけん)性(せい)や経緯(けいい)などで刑罰(けいばつ)の重(おも)さは変(か)わるし、反省(はんせい)の態度(たいど)や前科(ぜんか)も見(み)て最終(さいしゅう)的(てき)に決(き)める。感情(かんじょう)には流(なが)されないようにしている」とていねいに答(こた)えました。

　ドラマなどを見(み)て法律(ほうりつ)に興味(きょうみ)を持(も)ったという泉(いずみ)野(の)小(しょう)６年(ねん)の吉村()由()宥()真()さん（１２）は「『判決(はんけつ)は悩(なや)みぬいた上(うえ)で自信(じしん)を持(も)って言(い)っている』と聞(き)いて、裁判官(さいばんかん)はかっこいいと思(おも)った」と目(め)をかがやかせました。

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