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2023.08.07 11:11

原発処理水8月下旬にも放出 首相「漁業者との信頼深まる」

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 東京電力福島第1原発の敷地内に並ぶ処理水のタンク=1月

 岸田文雄首相は東京電力福島第1原発の処理水を巡り、8月下旬から9月前半の間に海洋放出を開始する方向で検討に入った。8月17日からの訪米時に実施する日韓首脳会談で尹錫悦大統領に安全性を改めて説明し、帰国後に開始時期を判断する構え。複数の政府関係者が明らかにした。放出に反対する中国の反発は必至で、福島など地元の理解を得られるかどうかも課題。首相は7日「漁業者との信頼関係は少しずつ深まっていると認識している」と表明した。


 西村康稔経済産業相らが地元の漁業関係者などと対話を続けていると言及し「政府を挙げて安全性の確保と風評対策について丁寧に説明を重ねていく」と強調した。放出開始時期については「夏ごろ」の方針に変更はないと述べるにとどめた。視察先の東京都内で記者団の質問に答えた。


 松野博一官房長官は記者会見で「具体的な時期は、安全性確保や風評対策の取り組み状況を政府全体で確認し、判断する」と語った。首相が20日に帰国した後、関係閣僚会議を開いて決定する運びだ。


 首相は放出前に全国漁業協同組合連合会(全漁連)会長に面会し、理解を求める意向。

(c)KYODONEWS

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