2023.07.31 22:41
米、新原発が営業運転入り 7年遅れ、建設費4兆円超
ボーグル原発3号機=3月、米ジョージア州(ジョージアパワー提供・共同)
【ワシントン共同】米電力会社ジョージアパワーは31日、南部ジョージア州のボーグル原発3号機が営業運転を始めたと発表した。4号機も来年前半までに始める見通し。米国では1979年のスリーマイルアイランド原発事故からしばらく原子炉の新設がなく、今回の2基は2012年に建設が許可された。
2基はウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の加圧水型軽水炉AP1000で、出力は約110万キロワット。13年に着工し、3号機の運転開始は16年を見込んでいたが7年も遅れた。建設費も2基合わせて140億ドルの予定が300億ドル(約4兆3千億円)超と倍に膨らんだ。