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2023.07.31 20:25

ミャンマー、非常事態宣言を延長 スーチー氏、自宅軟禁化か

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 ミャンマー・ネピドーで演説する拘束以前のアウンサンスーチー氏=2020年1月(AP=共同)

 【ヤンゴン共同】ミャンマー軍事政権は31日、2021年2月のクーデター後に続く非常事態宣言を6カ月間延長することを決め、国営テレビで発表した。民政復帰に向けた選挙実施は最速でも来年8月となり、強権支配がさらに長期化する。国際的な孤立を深める軍政は、民主派指導者アウンサンスーチー氏を刑務所から自宅軟禁に移すことなどを材料に、関係国との対話を模索する。


 軍政トップのミンアウンフライン総司令官が31日、国防治安評議会で演説し、民主派「国民防衛隊」などとの戦闘拡大を理由に「現状で選挙実施は困難だ」と強調。国内の治安確保を最優先するとして、宣言延長を正当化した。


 米欧などは軍政への金融制裁と外交圧力を強めているが、軍政はASEANの一部や中国、インドとの対話に活路を見いだそうとしている。民主派の切り崩しも進め、国防治安評議会にはスーチー政権の幹部だったバンティオ元副大統領が出席、宣言延長に賛成した。軍政はスーチー氏を切り札として利用する構えで、7月9日には外国政府要人として初めて、軍政に融和的なタイのドーン外相との面会を容認した。

(c)KYODONEWS

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