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2023.07.21 08:32

四国の梅雨明けまだ? 中国・近畿・東海に先越され…気象台も悩ましげ

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20日の高知市は青空が見えたり雨がぱらついたり。梅雨明けはいつ?(午後1時ごろ、高知市本町5丁目=森本敦士撮影)

20日の高知市は青空が見えたり雨がぱらついたり。梅雨明けはいつ?(午後1時ごろ、高知市本町5丁目=森本敦士撮影)

 7月ももう下旬。高知県内はすかっと晴れたかと思えば翌日はぐずつくという、煮え切らない天気が続く。気象庁は20日、中国(山口県除く)、近畿、東海の3地方が「梅雨明けしたとみられる」と発表。沖縄、奄美地方は6月下旬に明けており、西日本では四国と九州だけが取り残されている。梅雨明け、まだなの?

 四国地方の平年の梅雨入りは6月5日、梅雨明けは7月17日。今年は7日早い5月29日に梅雨入りした。6月初めには、台風2号などの影響で線状降水帯が発生して猛烈な雨が降るなどし、7月19日までの降水量は一部の山間部を除いて平年並みか多くなっている。

 高知地方気象台によると四国はここ数日、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい状況だった。ただ、7月末にかけて高気圧が張り出し、梅雨前線の活動は弱まる見込み。高知県の21日以降の週間予報は曇りか晴れが続き、梅雨明けの気配が漂う。

 気象台職員は21日にも梅雨明けする可能性はあるとしつつ、「高気圧の位置や南からの雲の流れ次第で天気は変わる。『まもなく』とも言いづらい」と悩ましげ。

 昨年の四国地方の梅雨は当初、6月13~28日で過去最短とされたが、梅雨明け後も悪天候が続き、9月発表の確定値では6月11日~7月22日に修正された。ひょっとして今年は既に明けていた、なんてこともあるのか? 答え合わせはしばらく先になりそうだ。(新妻亮太)

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