伝統のアユしゃくり漁楽しい　四万十市の小中学生がちょうせん

2023.07.18 05:00

伝統のアユしゃくり漁楽しい　四万十市の小中学生がちょうせん

高知新聞社

しゃくり漁を体験した大用小中学校の児童生徒ら（四万十市の後川）

　四万十(しまんと)市(し)大(おお)用(ゆう)の大(おお)用(ゆう)小中学校(しょうちゅうがっこう)の児童(じどう)生徒(せいと)３０人(にん)が１１日(にち)、近(ちか)くの後川(うしろがわ)で、伝統(でんとう)のアユのしゃくり漁(りょう)やつかみ取(ど)りにちょうせんしました。

　しゃくり漁(りょう)は長(なが)さ約(やく)２メートルの竹(たけ)ざおに付(つ)けた釣(つ)り針(ばり)で、アユを引(ひ)っかけてつかまえる漁法(ぎょほう)。四万十(しまんと)川(がわ)中央(ちゅうおう)漁協(ぎょきょう)の協力(きょうりょく)で、毎年(まいとし)行(おこな)っています。

　四万十(しまんと)川(がわ)中央(ちゅうおう)漁協(ぎょきょう)はこの日(ひ)、約(やく)５００ぴき（約(やく)３０キロ）のアユを用意(ようい)。あみで仕切(しき)った川(かわ)に放流(ほうりゅう)しました。

　小学(しょうがく)４～６年(ねん)と中学生(ちゅうがくせい)は箱(はこ)眼鏡(めがね)をのぞきこんでねらいを定(さだ)め、さおをぐいっ。「ビビビって感触(かんしょく)が楽(たの)しい」とアユをつかまえました。６年(ねん)の益岡()春馬()さん（１２）は名人(めいじん)のような手(て)さばき。「４年(ねん)の時(とき)から体験(たいけん)してこつをつかんだ。大人(おとな)になってもやってみたい」と話(はな)しました。小学(しょうがく)１～３年(ねん)は手(て)づかみしました。とったアユは塩焼(しおや)きにしてもらい、食(た)べました。

　四万十(しまんと)川(がわ)中央(ちゅうおう)漁協(ぎょきょう)の大木()正行()組合長(くみあいちょう)（７５）は「川(かわ)はただ流(なが)れているだけじゃない。伝統(でんとう)を受(う)けつぎ、川(かわ)に親(した)しんでもらいたい」と話(はな)しました。

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