2023.07.12 08:40
シシトウ出荷がピーク、高齢者が収穫に汗 高知県三原村
早朝からシシトウ収穫に汗を流す地元の高齢者たち(三原村下長谷)
農事組合法人三原やまびこは、同村下長谷に設けた約20アールのビニールハウスで栽培。7年目を迎え、近年は年間約12トンを安定出荷できるようになったという。
9日は、午前6時過ぎから70~80代の約10人が6センチほどに成長した実を、丁寧に摘み取っていった。同9時過ぎからは、隣接する作業場でパック詰め。夏場は1日で100キロを超える出荷が続くという。
作業にいそしむ高齢者には時間に関係なく1キロ200円、パック詰めで一つ20円の単価で労賃が支払われている。岩井清代表理事(73)は「体力が衰えてきた人でも、好きな時間に来て、自分のリズムで仕事ができる」と話す。
地元の岩井滋佳さん(81)は「今年もきれいに実ってくれた。甘辛く煮たり、肉と一緒に炒めたりして食べるのが好き」とほほ笑んでいた。(坂本出)