2023.07.11 08:40
脱“スポ根”チーム追求 誰もが参加できる祭りに―前へ!よさこい70年〈高知 よさこい 2023〉
2018年、ひとひら結成10年時の踊り。踊り子はそれぞれ歴代の衣装で楽しんだ
「受賞すれば翌年の踊り子集めが楽。そうでない所も、受賞チーム並みの衣装や振り付けにしないと踊り子が集まらない。だから僕らのような業者が成り立つわけだけど」
有名チームをプロデュースする業者が明かす。
百花繚乱!「第70回よさこい祭り 出場全チーム紹介」はこちらから
前年によさこい大賞などを受賞したチームは、前夜祭、後夜祭を含め4日間踊ることができ、人気だ。完成度の高さを追求し、練習はほぼ毎日と“スポ根”が求められる。年齢制限があったり、参加費が高額だったりと、ハードルも高い。
そうした受賞チームが祭りの流れをつくり、他チームも追ってきた。ただ、元踊り子の女性(38)は「昔みたいに誰もが参加できる祭りじゃなくなった。参加費が高すぎるし、仕事は休めんし」と嘆く。
こうした中、練習のハードルを下げたチームをアピールする所も出てきた。
♪じんまもばんばもよう踊る―。そんな祭りの姿を目指している。
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