2023.07.08 20:06
「銚子電鉄」100周年イベント 広島から「タブレット」リレー
銚子駅で写真に納まる銚子電鉄の竹本勝紀社長(右端)ら。左端は広島電鉄の椋田昌夫社長、中央左はスプリング・ジャパンの米沢章社長=8日午後、千葉県銚子市
千葉県銚子市のローカル鉄道「銚子電鉄」(銚電)が8日、開業100周年を記念したイベントを行った。安全運行のための通行手形「タブレット」をバトンに見立て、昨年に宮島線の開業100周年を迎えた広島電鉄の社長らが飛行機や電車を乗り継ぎ、銚子市で待つ銚電の竹本勝紀社長にリレーした。
竹本社長は銚子駅でタブレットを受け取り、午後5時40分ごろ犬吠駅でゴールテープを切った。「感無量。100年の重みを感じる」と感慨深げな様子でゴールを見届けたファンらに向けて語った。
銚電は1923年、銚子―外川間の約6・4キロで開業。当時は「銚子鉄道」の名称だった。廃線の危機を乗り越え5日に開業100周年を迎えた。