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2023.06.28 10:53

患者の呼吸器、故意に停止 2分間、大阪府立病院医師

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 大阪府立中河内救命救急センター(大阪府東大阪市)の男性医師が2021年、新型コロナウイルスに感染した当時60代の男性重症患者の人工呼吸器を約2分間、故意に止めていたことが分かった。病院が28日、明らかにした。呼吸器装着に必要な気管切開に患者が同意しなかったのが理由。一時重篤な状態に陥り、病院は重大な倫理違反があったとして謝罪した。


 病院や大阪府によると、患者は当時、口から喉に管を通す形で人工呼吸器を付けていた。医師は肺炎などの合併症を防ぐため、気管を切開して管を通す方法への変更を提案。同意を得られず、呼吸器を約2分間停止したという。


 医師との間では、筆談で「呼吸器止めてみます?」「止めてみろ」といった、売り言葉に買い言葉のようなやりとりになったとしている。患者は呼吸状態が悪化し、呼吸器再開後に回復した。


 病院は21年12月に医師を戒告処分にしたが、医師は撤回を求める訴訟を起こした。

(c)KYODONEWS

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