福岡ベンチャー衛星打ち上げ成功　米宇宙軍基地から、ＱＰＳ研究所

2023.06.13 09:55

福岡ベンチャー衛星打ち上げ成功　米宇宙軍基地から、ＱＰＳ研究所

高知新聞社

　宇宙ベンチャー企業ＱＰＳ研究所が開発した小型「ＳＡＲ衛星」のイメージ（同研究所提供）

　福岡市の宇宙開発ベンチャー企業、ＱＰＳ研究所は１３日（米国時間１２日）、小型人工衛星の打ち上げに成功した。米スペースＸのファルコン９ロケットを使い、米カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げ。約１時間２０分後に予定していた軌道に投入した。２０２５年以降に３６機による衛星網の構築を目指しており、１機目となる。

　打ち上げがライブ配信された福岡市のパブリックビューイング会場ではＱＰＳ社員のほか、衛星の製造に携わった地元企業の関係者２５人ほどが固唾をのんで見守った。軌道投入後には拍手や歓声が上がった。ＱＰＳの大西俊輔社長は「３６分の１機でここからがスタート」と語った。

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