かけっこで代かき　高知市の介良小５年生が田植え準備

2023.06.12 05:00

かけっこで代かき　高知市の介良小５年生が田植え準備

高知新聞社

田んぼをかけ回る介良小学校の子どもたち（高知市介良丙）

　高知(こうち)市(し)の介良(けら)小学校(しょうがっこう)５年生(ねんせい)が５日(か)、学校(がっこう)近(ちか)くの田(た)んぼで代(しろ)かきを体験(たいけん)しました。地元(じもと)の農家(のうか)が見守(みまも)る中(なか)、かけっこなどをしながら土(つち)をならしました。

　介良(けら)小学校(しょうがっこう)の子(こ)どもたちは地元(じもと)の農家(のうか)に協力(きょうりょく)してもらい、１９９５年(ねん)から毎年(まいとし)米(こめ)作(づく)りを体験(たいけん)しています。

　この日(ひ)は、農家(のうか)の中島()正()根()さん（７５）が「代(しろ)かきは田植(たう)え前(まえ)にどろをほぐし、なえの生育(せいいく)環境(かんきょう)を整(ととの)える大事(だいじ)な準備(じゅんび)。楽(たの)しみながら手伝(てつだ)って」と呼(よ)びかけました。ゴーグルを着(つ)けた子(こ)どもたちは田(た)んぼに入(はい)ると、「意外(いがい)に冷(つめ)たい」「どろがにゅるにゅるやー」と大喜(おおよろこ)び。どろしぶきを上(あ)げてかけ回(まわ)り、ソフトバレーではどろの中(なか)に頭(あたま)から飛(と)びこんでいました。

　角田()侑()駿()さん（１０）は「どろが重(おも)くて動(うご)きにくかった。お米(こめ)になるまで、いろいろ作業(さぎょう)があって大変(たいへん)。一(ひと)つぶ一(ひと)つぶ大事(だいじ)に食(た)べたい」とどろだらけの笑顔(えがお)を見(み)せていました。

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