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2023.06.06 09:13

自殺マニュアル本読み死を計画 嘱託殺人罪で起訴の48歳男

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 嘱託殺人事件の構図

 集団自殺するために集まった名古屋市中区のホテルで大学生の女性(20)から依頼を受けて殺害したとして、嘱託殺人罪で起訴された男(48)が6日までに勾留先の名古屋拘置所で共同通信の接見取材に応じ、「自殺の方法を紹介するマニュアル本を読みながら死ぬ方法を話し合った」と明らかにした。表現の自由を守りつつ、自殺願望のある人に影響を及ぼす恐れのある書籍をどのように取り扱うべきか議論を呼びそうだ。


 マニュアル本の著者は取材の申し込みに「誹謗中傷にさらされる可能性がある」との理由で応じなかった。本の中では、自殺を推奨する意図はなく「いざとなれば死ねばいいという選択肢を示し、生きやすくしようというのが狙いだ」と説明している。


 男は、名古屋地裁で公判中の鈴木健太被告。昨年12月、19歳の女と共謀の上、睡眠薬や酒を飲んだ女性の頭にポリ袋をかぶせ、首にビニールテープを巻くなどして窒息死させたとして、嘱託殺人罪で起訴された。検察側は懲役3年を求刑。他に40歳の女が自殺ほう助罪に問われている。

(c)KYODONEWS

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