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2023.06.04 18:41

いま一度「はだしのゲン」読んで 広島で連載50年イベント

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 漫画「はだしのゲン」連載開始50年の記念イベントであいさつする故中沢啓治さんの妻ミサヨさん(手前)=4日午後、広島市

 原爆をテーマにした漫画「はだしのゲン」が連載開始から4日で50年を迎え、広島市の映画館で記念イベントが開かれた。作者の故中沢啓治さんの妻ミサヨさん(80)があいさつし「50年間親しまれ続けたことを実感している。核の脅威が高まる中、いま一度読み、感じてほしい」と話した。


 はだしのゲンは中沢さんが6歳で被爆し、父と姉、弟を失った体験に基づく。


 ミサヨさんは「夫はゲンと共に漫画家人生を歩み、ゲンを通して戦争の惨禍、核兵器の恐ろしさを伝え続けたと思う」と語った。


 イベントでは中沢さんが書いた詩「広島 愛の川」から作られた曲を小学生が歌い、はだしのゲンのアニメーションなどが上映された。

(c)KYODONEWS

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