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2023.06.02 18:11

【動画】高知県で線状降水帯が発生 各地で道路冠水、土砂崩れも 県内大雨情報

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土砂崩れで一時通行止めとなった県道(2日午前11時半ごろ、大月町泊浦)

土砂崩れで一時通行止めとなった県道(2日午前11時半ごろ、大月町泊浦)


 高知地方気象台によると、2日午前8時に幡多地域と四万十町で線状降水帯が発生。浸水や土砂災害への警戒を呼びかけた。四国地方では、線状降水帯による非常に激しい雨の降りやすい状況が2日夜にかけて続く見込み。

 同気象台は2日の1時間雨量を東部と西部で最大70ミリ、中部は50ミリと予想。3日午後6時までの24時間雨量は中部100ミリ、東部150ミリ、西部120ミリとしている。

 気象庁は、高知県に形成された線状降水帯の観測で、5月から始めた最大30分早く発表する運用を初めて適用したと明らかにした。発生情報を結果的に約10分前倒して発表できたとしている。
 
水路が氾濫し、土砂と濁水が市道をふさいだ(2日午後2時ごろ、安芸市井ノ口乙)

水路が氾濫し、土砂と濁水が市道をふさいだ(2日午後2時ごろ、安芸市井ノ口乙)

 土佐清水市の三崎では、午前9時前までの1時間に6月の観測史上最大となる93・0ミリの猛烈な雨が降った。同9時半までの3時間雨量は180・5ミリに達し、観測史上最大。

 大月町と東洋町の全域のほか、土佐清水市、黒潮町、宿毛市、四万十市の一部地域に避難指示が出された。午後6時現在、東洋町全域の避難指示が継続されており、土佐清水市と四万十市の一部地域にも引き続き避難指示が出されている。

 大月町泊浦の県道安満地福良線では、山側からの土砂崩れで通行止めとなった。道路をふさいでいた土砂の一部を撤去して2日午後4時半ごろに通行できるようになった。

大雨で冠水した国道56号(2日午後1時半ごろ、黒潮町灘)

大雨で冠水した国道56号(2日午後1時半ごろ、黒潮町灘)

 JR四国は大雨の影響で午前8時半ごろから順次、窪川―児島間の特急と高知―琴平間の普通列車、予土線の窪川―近永間の列車の運行を見合わせた。同11時現在、高知県内では高知―窪川間の普通列車のみ運行してる。

 土佐くろしお鉄道は、中村・宿毛線の全線、ごめん・なはり線の全線で列車の運行を見合わせた。

   
雨雲の動きはこちら(気象庁)

交通情報はこちら(関連リンク集)

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