さわやか新ショウガ　高知市春野町で出荷ピーク

2023.05.30 05:00

さわやか新ショウガ　高知市春野町で出荷ピーク

高知新聞社

水で洗われつやつやになったハウス新ショウガ（高知市春野町西分）

　高知(こうち)市(し)春野(はるの)町(ちょう)でハウス新(しん)ショウガの出荷(しゅっか)がピークをむかえています。手作業(てさぎょう)で土(つち)やうすい皮(かわ)を取(と)り除(のぞ)かれ、つやつやになった新(しん)ショウガが、高知(こうち)県内(けんない)や都市部(としぶ)に向(む)けてどんどん送(おく)り出(だ)されています。

　高知(こうち)県(けん)は全国(ぜんこく)有数(ゆうすう)のハウス新(しん)ショウガの産地(さんち)で、春野(はるの)町(ちょう)産(さん)が５割弱(わりじゃく)をしめます。貯蔵庫(ちょぞうこ)で保管(ほかん)し一(いち)年(ねん)を通(つう)じて出荷(しゅっか)する「囲(かこ)いショウガ」とはちがい、収(しゅう)かくしてすぐにしんせんな状態(じょうたい)で出荷(しゅっか)されます。白(しろ)とピンクがあざやかで、せんい質(しつ)が少(すく)なく生(なま)で食(た)べるのに向(む)いています。

　収(しゅう)かくの最盛期(さいせいき)は５月(がつ)終(お)わりから７月(がつ)初(はじ)め。今年(ことし)は昨年(さくねん)１２月(がつ)の雪(ゆき)のえいきょうで成長(せいちょう)のおくれが心配(しんぱい)されていましたが、３月(がつ)に気温(きおん)が上(あ)がって品質(ひんしつ)は良(よ)いそうです。ＪＡ高知(こうち)県(けん)春野(はるの)生姜(しょうが)部会(ぶかい)ではいつもの年(とし)より多(おお)い９４０トンの出荷(しゅっか)を見(み)こんでいます。

　生田()幸孝()部会長(ぶかいちょう)（５３）は「新(しん)ショウガをきざみ、オクラとめんつゆ、かつおぶしであえたら最高(さいこう)。さわやかな味(あじ)わいをぜひ楽(たの)しんでほしい」と話(はな)しています。

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