５年ぶり　泥んこ運動会

2023.05.24 05:00

５年ぶり　泥んこ運動会

高知新聞社

泥だらけになりながら笑顔で走る子どもたち（南国市奈路）

　南国(なんこく)市(し)奈(な)路(ろ)の田(た)んぼで２０日(か)、「泥(どろ)んこ運動会(うんどうかい)」が開(ひら)かれました。参加(さんか)した奈(な)路(ろ)小学校(しょうがっこう)の全校(ぜんこう)児童(じどう)２７人(にん)は、顔(かお)を泥(どろ)だらけにしながらけんめいに走(はし)っていました。

　子(こ)どもたちは水着姿(みずぎすがた)で田(た)んぼに入(はい)ると、「やばい！」「気持(きも)ち悪(わる)い！」と大(おお)はしゃぎ。かけっこでは、スタートの合図(あいず)が鳴(な)っても泥(どろ)に足(あし)を取(と)られて動(うご)けなかったり、ぬげたサンダルが泥(どろ)にうもれて〝行方(ゆくえ)不明(ふめい)〟になったりして、みんなで大笑(おおわら)いしました。

　リレーでは何度(なんど)も転(ころ)んで全身(ぜんしん)泥(どろ)まみれになりながら走(はし)る子(こ)もいて、「がんばれー」「もうちょっとでゴールや」との声(こえ)が山(やま)あいの集落(しゅうらく)にこだましました。運動会(うんどうかい)を終(お)えた児童(じどう)は、住民(じゅうみん)が用意(ようい)したドラムかんのおふろで泥(どろ)を落(お)とし、体(からだ)を温(あたた)めました。

　雨天(うてん)や新型(しんがた)コロナウイルスのえいきょうで中止(ちゅうし)が続(つづ)き、泥(どろ)んこ運動会(うんどうかい)は５年(ねん)ぶりに開(ひら)かれました。６年(ねん)の窪内()悠斗()君(くん)（１１）は「６年生(ねんせい)の最後(さいご)の年(とし)にできてうれしかった。復活(ふっかつ)させてくれた地域(ちいき)の人(ひと)に感謝(かんしゃ)したいです」と笑顔(えがお)で話(はな)していました。

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