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2023.05.05 19:25

自宅倒壊「もう住めぬ」 鳥居も倒壊、昨年に続き

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 石川県珠洲市で崩れた塀=5日午後(近隣住民提供)

 石川県珠洲市を5日、震度6強の地震が襲った。住宅は崩れ、神社の鳥居も倒壊した。伝統の「珠洲焼」も被害を受けた。珠洲市では昨年6月にも震度6弱を観測。「今までに経験したことがない強い揺れだった」「もう住めない」。市民らから悲痛な声が上がった。


 市内でも特に被害が大きかった正院町地区に住む30代男性は、2階建ての自宅が半壊状態となった。家にいた3人にけがはなかったが「もうこの家は住めるような状態ではない。貴重品の整理をしている」と力なく話した。


 男性は昨年6月の地震も経験。「前回と比べても今日の揺れはひどく、時間も長く感じた」と振り返った。


 妻と市内の自宅にいたという男性会社員(76)は「洋服を入れる大きい棚などが倒れ、めちゃくちゃになった。部屋を片付けているが、時間がかかりそうだ」と語った。


 市内の須受八幡宮では、石灯籠や鳥居が倒壊した。秦恭通宮司(71)は「昨年よりも強い揺れで、恐怖感があった」。昨年の地震でも同様の被害に遭ったといい「せっかく修理したのに」と肩を落とした。

(c)KYODONEWS

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