らんまん効果、伊尾木洞活況　高知県安芸市「あなごうまつり」５／５まで

2023.05.05 08:40

らんまん効果、伊尾木洞活況　高知県安芸市「あなごうまつり」５／５まで

高知新聞社

伊尾木洞散策を楽しむ観光客（安芸市伊尾木）

　シダの群落が広がり、ＮＨＫ連続テレビ小説「らんまん」のロケ地にもなった安芸市の伊尾木洞で４日、あなごうまつりが始まり、高知県内外から訪れた大勢の観光客でにぎわっている。５日まで。

　伊尾木洞は全長約４０メートルの海食洞。そこを抜けた先は両側が切り立った崖で、４０種類以上のシダに覆われている。地元では「あなごう」の名で親しまれており、同まつりは地元の保存会が無料ガイドを務め、毎年開いている。

　今年は、らんまん効果で例年の２倍以上の人出といい、駐車場には午前９時ごろから県外ナンバーの車が次々と入り、一時は満車になったほど。訪れた人たちは、滝へと続く約４００メートルの道のりを、写真を撮りながらじっくりと散策していた。

　埼玉県から高知市に６年ぶりに里帰りしている佐々木聡子さん（４０）は「ありのままの自然と澄んだ空気に癒やされる」。娘の心さん（９）は「こんなきれいなところ初めて。シダがいっぱいあってびっくりした」と話していた。（宮内萌子）

高知のニュース安芸市催事・イベント自然・植物牧野富太郎