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2023.05.04 08:26

【動画】公家行列「土佐の小京都」彩る 高知県四万十市

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 四万十市で3日、公家や従者の衣装を着た約120人が華やかに街を練り歩く土佐一條公家行列「藤祭り」が4年ぶりに行われ、大勢の観客を沸かせた。

 「土佐の小京都」の礎を築いた一條教房(のりふさ)公の中村入府を再現する春の人気イベント。開催を望む市民の声を受け、中村商工会議所が行列の人数を例年の6割ほどに減らし、開催を決めた。

玉姫ら120人が4年ぶりに街を練り歩いた公家行列(四万十市中村一条通2丁目)

玉姫ら120人が4年ぶりに街を練り歩いた公家行列(四万十市中村一条通2丁目)

 玉姫役は、2014年にも同役を務めた四万十川キャンペーン観光大使、伊吹美乃(よしの)さん(25)。「市に貢献したいという気持ちは、9年たった今でも同じ。四万十川だけでない、市の魅力を伝えたい」と行列に臨んだ。

 教房役は中平正宏市長が務め、一行は一條神社(中村本町1丁目)を出発。雅楽の調べに合わせてゆっくりと進み、天神橋商店街など神社前の東西約1・3キロを練り歩いた。

 3歳の娘と見物した市内の男性(43)は「久々に見られてよかった。来年はもっと盛大になる」。同会議所の佐田博会頭(56)は「ようやくウィズコロナに向けてスタートが切れる。再び街を盛り上げていきたい」と話していた。(川田樹希)

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高知のニュース 四万十市 伝統行事・祭り

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