2023.04.26 08:41
返礼品がその場で!自販機でふるさと納税 芸西村が高知県内初導入
フロントに設置されたふるさと納税用の自動販売機(芸西村のロイヤルホテル土佐)
ふるさと納税の自販機は県外の一部自治体が既に導入。2022年度に県内で上位の22億円余りを集めた同村が、実際に村を訪れてもらった人に寄付してもらいたいと取り入れた。
利用者は、自販機の画面で返礼品を選択し、運転免許証をかざすか名前と住所を入力して申し込み、クレジットカードで決済する。印字されたレシートをフロントや売店に渡すと返礼品と引き換えでき、後日、寄付証明書が自宅に届く。
25日に本格的に稼働したホテルでは4千~10万円の寄付を受け付け、宿泊や飲食代、土産物の購入に使える利用券や、村特産の白玉糖を使った菓子の詰め合わせなど8種の返礼品(千~3万円分)を用意。ゴルフ場は1万~10万円の寄付で3千~3万円分の利用券を提供する。
ホテルの担当者は「ネットを使ったふるさと納税に不慣れな人でも簡単に操作でき、すぐに利用できる。特産品をアピールするツールとしても活用したい」。また同村は今後、ホテルの客室にQRコードを掲示し、宿泊客が自身のスマートフォンから寄付を申し込める仕組みも導入する予定。(宮内萌子)