2023.04.24 13:18
東京・江東区長、元衆院議員制す 保守分裂、無所属新人が初当選
東京都江東区長選は24日開票され、無所属新人で元自民党衆院議員の木村弥生氏(57)が、元都議の山崎一輝氏(50)=自民推薦=ら無所属新人3人を破り、初当選した。投票率は48・86%。
木村氏は区政刷新を訴え、親が育てられない子を匿名でも受け入れる「赤ちゃんポスト」設置構想の全面バックアップも掲げた。父の元自民衆院議員勉氏(83)や野田聖子前女性活躍担当相らの支援を受け、保守分裂の戦いを制した。
山崎氏は、区長4期目で12日に死去した山崎孝明氏の長男。5選を目指していた孝明氏が体調不良で3月末に引退を表明したため、急きょ出馬を決めた。区政継承を掲げ、自民の菅義偉前首相らが連日街頭に立ったが、一歩及ばなかった。