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2023.04.23 08:39

山の店主を迎える市場 調味料、おかず、パン、ようかん…未明の卸売り脈々と―ちいきのおと(118)弘化台(高知市)

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暗い中、山から仕入れにきた女性たちでにぎわう「やよい」

暗い中、山から仕入れにきた女性たちでにぎわう「やよい」

 市場の朝は早い、というかまだ夜だ。高知市弘化台の市卸売市場に、「関連店舗棟」という建物がある。威勢良く競られる鮮魚や青果とは別に、調味料や総菜など多種多様な食品を日々、山間部の商店などに卸している。小売店を支える未明の仕事ぶりは、意外と知られていない。

 午前2時。4月とはいえ冷気が染みる。駐車場東側の太い柱が支える長屋で、食品卸「やよい」から明かりが漏れていた。

 店先に、エプロン姿の松本久美子さん(69)がいた。10年ほど前に夫を亡くし、「一人でやりゆうき。間に合う時間にごとごとね」。肉じゃが、チャーハンなどを並べていく。

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