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2023.04.22 08:40

アニメ「ハウル」の巨大織物完成 フランス無形遺産、日本人も制作

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 宮崎駿監督のアニメ映画「ハウルの動く城」の一場面を織ったタペストリーと制作に加わった許斐愛子さん=21日、フランス・オービュッソン(共同)

 【オービュッソン共同】15世紀から続くタペストリー制作が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されているフランス中部オービュッソンで、宮崎駿監督のアニメ映画「ハウルの動く城」の一場面を織った巨大なタペストリーが完成し、21日披露された。宮崎監督の作品から5枚を織る計画で、その3枚目となる。オービュッソン初の日本人織師らが制作した。


 夕暮れを背景にしたハウルの動く城を5メートル四方で再現。約300色の糸を混ぜてつくった色は千を超えた。京都の美術大で学んで織師となった許斐愛子さん(44)が色作りを担い、他の5人と共に約11カ月かけて織り上げた。


 オービュッソンの国際タペストリーセンターで行われたお披露目の式典では盛大な拍手が送られた。許斐さんは取材に「うまくできているか本当に不安だったのでほっとしている。やり切ったので次のステップに進める」と笑顔を見せた。


 センターは地元の工房と制作に取り組み、これまでに「もののけ姫」と「千と千尋の神隠し」の2枚が完成している。

(c)KYODONEWS

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